何が変わるのか
三越伊勢丹ホールディングスは2026年9月30日を基準日として、普通株式1株を2株に分割する。効力発生日は2026年10月1日。分割に合わせて、2027年3月末基準分から株主優待の株数区分を変更する。
新たに加わるのは分割後100株以上200株未満の区分だ。分割前50株以上100株未満に相当し、対象となる買物15万円まで10%割引を受けられる。分割前100株以上の株主は、各株数区分を2倍に読み替えるため、買物利用限度額に実質的な変更はない。
対象株主と買物利用限度額
変更後の通常区分は次のとおり。買物利用限度額は優待の額面ではなく、10%割引が適用される買物額の上限を示す。
| 分割後の保有株数 | 買物利用限度額 | 長期保有特典適用時 |
|---|---|---|
| 100株以上200株未満 | 15万円 | 対象外 |
| 200株以上600株未満 | 30万円 | 対象外 |
| 600株以上1,000株未満 | 40万円 | 80万円 |
| 1,000株以上2,000株未満 | 50万円 | 100万円 |
| 2,000株以上6,000株未満 | 100万円 | 200万円 |
| 6,000株以上1万株未満 | 150万円 | 300万円 |
| 1万株以上2万株未満 | 200万円 | 400万円 |
| 2万株以上 | 300万円 | 600万円 |
長期保有特典は、初回の優待カード発行後に同一株主番号で100株以上を継続保有し、3月末基準日を2年連続で迎えた時点で600株以上を保有している場合に適用する。
9月末の新規株主は初回のみ半額
株主様ご優待カードの発行は原則として年1回で、3月末基準の対象株主に6月下旬に送付する。9月末基準で新たな株主番号が記録された株主には、初回に限り11月下旬にカードを送付する。
9月末の新規株主は、初回カードの買物利用限度額が通常区分の半額となる。たとえば分割後100株以上200株未満は7万5,000円、200株以上600株未満は15万円が上限だ。
適用開始とスケジュール
株式分割の基準日は2026年9月30日、効力発生日は2026年10月1日。変更後の株主優待制度は、2027年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された100株以上の株主から適用する。
2026年9月30日基準の優待は分割前の株数で判定される。分割前100株以上の既存株主に対する優待内容は、今回の変更で実質的に変わらない。
優待投資として見るときの注意点
買物利用限度額15万円は15万円分の優待券ではない。対象となる買物15万円まで10%割引が適用されるため、上限まで使った場合の割引額は最大1万5,000円となる。ただし、実際の価値は利用額や購入商品によって変わる。
金券類、修理・加工料、福袋、一部ブランドや専門店などは対象外となる。支払方法にも条件があり、他社クレジットカードやコード決済を利用できない場合があるため、買物前に公式ページで最新条件を確認したい。
まとめ
三越伊勢丹ホールディングスは1株を2株に分割し、2027年3月末基準分から分割後100株以上200株未満を株主優待の対象に加える。新設区分は買物利用限度額15万円の10%割引。既存の分割前100株以上の株主は株数区分が2倍に読み替えられ、優待内容に実質的な変更はない。
参考
- 三越伊勢丹ホールディングス「株主様ご優待制度」
- 三越伊勢丹ホールディングス「株式分割、および株式分割に伴う自己株式取得に係る事項の一部変更、配当予想の修正、株主優待制度の変更に関するお知らせ」、2026年8月13日公表。
- 三越伊勢丹ホールディングス(3099)株主優待ページ