日本株の信用取引動向 2026年8月21日 信用売り残は502517千株、信用買い残は3505570千株、信用倍率は6.98倍 JPX 信用取引残高 2026.08.21 申込現在 二市場計の残高 単位:千株 前週比 信用売り残 502,517 +18,705 信用買い残 3,505,570 -14,075 信用倍率 6.98倍 前週 7.27倍 売り残増・買い残減で倍率は前週から低下 kabutrack.com

市場全体の信用残

JPXの「信用取引現在高」による二市場計は、信用売り残が502,517千株、前週比18,705千株増でした。前週残高は現在残高から増減を戻して483,812千株となり、増加率は3.87%です。一方、信用買い残は3,505,570千株、前週比14,075千株減で、前週残高3,519,645千株から0.40%減少しました。

信用倍率は買い残を売り残で割った数値です。3,505,570千株 ÷ 502,517千株 = 6.976倍で、JPX公表値の6.98倍と一致します。前週は3,519,645千株 ÷ 483,812千株 = 7.275倍でした。売り残が増え、買い残がわずかに減ったため、買い残の多さを示す倍率は縮小しています。

なお、金額ベースでは売り残が896,181百万円、前週比3,098百万円増、買い残が6,482,543百万円、前週比281,878百万円増でした。株数と金額は異なる動きを示すため、倍率を金額ベースへ置き換えていません。

銘柄別の主な変化

銘柄別信用取引週末残高から、投信等や小計・合計を除き、普通株式の前週比を比較しました。数字は8月21日申込現在、単位は株です。

市場全体は二市場計の集計表を千株単位で、銘柄別ランキングは個別表を1株単位で参照しています。集計単位と表の構成が異なるため、銘柄別の数値を単純に足し上げて市場全体と比較していません。

売り残が増えた上位3銘柄

銘柄コード売り残高前週比
NTT943226,058,200+3,739,100
クリエイト・レストランツ・ホールディングス338715,294,500+3,400,800
東京電力ホールディングス95013,888,800+2,190,000

買い残が増えた上位3銘柄

銘柄コード買い残高前週比
三菱UFJフィナンシャル・グループ830639,206,400+6,491,100
川崎重工業701217,457,500+2,370,200
オプティマスグループ92684,334,200+2,343,100

上位表は「増加幅」の機械的な順位です。売り残の増加は将来の買い戻し需要になる可能性がある一方、買い残の増加は後日の返済売りにつながる可能性があります。どちらも増加だけで強気・弱気と断定できず、株価、出来高、決算など別の情報との照合が必要です。

投資家が見る点

信用倍率6.98倍は、売り残に比べて買い残が多い状態を示します。ただし、高い倍率は株価上昇を保証する指標ではありません。買い残の整理が進むか、売り残の増加が買い戻しにつながるかで、需給の影響は変わります。

今回の市場全体では、株数ベースで売り残が増え、買い残が減りました。銘柄別の上位には異なる業種の銘柄が並びましたが、個別銘柄の増減だけから業種全体の資金流入とは判断しません。日々の株価反応と次回の残高変化を分けて確認します。

また、信用売り残は信用取引における売り建玉の残高であり、現物を含む市場全体の空売り残高や投資家ポジションの総量ではありません。JPXの二市場計には株券などが含まれますが、資料の定義と単位を保ったまま読みます。

次回公表の確認

JPXの通常運用では、「銘柄別信用取引週末残高」と「信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)」は毎週第2営業日の火曜日、「信用取引現在高」は毎週第3営業日の水曜日に掲載されます。次回は8月28日申込現在分が対象となるため、火曜日の銘柄別・区分別資料と、水曜日の最終集計を同じ観測日で照合します。

2026年9月28日からの公表資料変更が予定されているため、移行後は現行の週次資料と同じ形式だと決めつけず、JPXの掲載資料名、観測日、株数・金額の単位を確認します。

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