今日の見方
輸入物価の上昇は燃料主導ではなく、非燃料工業用原材料が2.0%、資本財が0.9%、自動車を除く消費財が0.5%上昇したことが中心だった。中国からの輸入価格は1.0%上昇し、2004年の指数開始以来最大の月次上昇となった。日本からの輸入価格は0.2%上昇した。
市場反応の見立てとして、企業の投入コスト上昇が米国の販売価格へ転嫁されれば、インフレの粘着性を意識させる可能性がある。米金利上昇とドル高・円安は日本の輸出企業に追い風となり得る一方、高PER株や輸入コスト負担の大きい企業には注意材料となり得る。
注目ニュース
1. 輸入物価は0.7%上昇
輸入物価は7月の0.3%低下から8月は0.7%上昇へ転じた。前年比は7.0%で、2022年8月までの12カ月以来の大幅な伸びとなった。
投資家が見る点: 単月の反発だけでなく、非燃料品を含む上昇が今後の消費者物価・企業利益へ波及するかを確認したい。
2. 非燃料品が押し上げ
燃料輸入価格は0.1%低下したが、非燃料輸入価格は0.8%上昇した。燃料は3カ月累計で10.2%下落した一方、前年比では26.8%上昇している。
投資家が見る点: 原油だけでなく、金属、機械、半導体、消費財のコスト変化が製造業の利益率へ及ぼす影響が焦点となる。
3. 輸出物価も0.6%上昇
輸出物価は7月の1.4%低下から0.6%上昇へ転じた。農産物は0.5%、非農産物は0.7%上昇し、前年比では全体が8.6%上昇した。
株価材料として見る点: 米金利、ドル円、米株先物の反応を確認し、金融政策観測の変化が日本の銀行株・輸出株・高PER株へどう波及するかを見極めたい。
確認しておきたい日程
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 2026年10月16日 | 米労働統計局、9月の輸出入物価指数を公表予定 |