ChatGPTのカスタムGPT提供終了とプラグイン移行

今日の見方

公式FAQは、プラグインを「再利用できる指示、参照ファイル、接続アプリをまとめ、タスクに必要なツールや情報と組み合わせる仕組み」と説明しています。カスタムGPTごとに専用の入口を開く形から、必要なスキルやアプリを組み合わせる形へ移る、と整理できます。ただしOpenAIは移行の理由を一つに絞って説明していません。製品設計の変化は公式説明を踏まえた見方です。

日本企業への受注や業績寄与は今回の発表からは確認できません。投資家にとっては、企業向けAIの競争がモデル性能だけでなく、業務固有の指示、社内ファイル、アプリ連携をまとめて運用する環境へ広がっている点を把握する材料です。

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カスタムGPTは12月11日に提供終了予定

OpenAIは9月11日付のChatGPTリリースノートで、全ChatGPTプランを対象にカスタムGPTの提供を終了し、作成者がプラグインへ移行する道筋を用意すると発表しました。公式FAQでは、既存GPTは終了日まで現在のアクセス権の範囲で利用でき、2026年12月11日に提供終了する予定です。移行できる時期や機能はアカウント・ワークスペースによって異なるため、個別に表示される通知が優先されます。

移行で使われるのは最新の公開済みバージョンです。下書きや未公開の変更は対象外で、指示はスキル、ナレッジファイルは参照ファイル、接続済みアプリはプラグイン内のアプリとして扱われます。選択モデルと過去の会話は引き継がれず、カスタムアクションも自動移行されません。元のGPTは提供終了まで利用できますが、移行後は読み取り専用となります。

共有設定にも注意が必要です。移行後の個人用プラグインは非公開で作成され、自動でインストールされたり、元のGPT利用者にアクセス権が付与されたりしません。別の人が作成したGPTを使っているだけの人は自分で移行できず、作成者の案内と代替プラグインの利用権を確認します。

投資家が見る点: 企業向けプラグインの普及が、AI導入支援、アプリ連携、権限管理などの需要につながる可能性はあります。ただし、今回の発表には国内企業の契約額や売上見通しは示されていません。関連企業を見る場合も、採用事例だけでなく継続利用、運用費、利益率の開示を待つ必要があります。

移行前に確認すること

  1. 最新の公開版にしたい指示を反映する:未公開の編集内容は移らないため、必要な変更を公開してから移行します。一般公開は不要です。
  2. ナレッジと接続アプリを整理する:ファイルの内容とアプリの権限を、移行後にも必要か見直します。
  3. カスタムアクションの代替手段を確認する:対応アプリがあるか調べ、必要なら別の連携を構築します。元の機能がすべて再現できるとは限りません。
  4. 共有先とアクセス権を確認する:新しいプラグインは自動で共有されません。使う人それぞれにアクセス権があるか確認します。
  5. 移行後に同じ依頼で比較する:使い慣れた質問や難しいケースを試し、指示・参照ファイル・出力形式・アプリ連携を確認します。

出典

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