今日の見方
大手50社の受注は民間工事と公共工事で方向が分かれました。公共案件の増加が民間建築の減少を補えるかは、企業ごとの工種・発注者構成次第です。受注高が増えても資材費や人件費が上がれば利益は残りにくく、受注残と採算の両方を見たいところです。
発注者別の動き
受注総額と国内外の内訳
8月の受注総額は1兆4,388億円、前年同月比3.6%減。国内計も2.3%減だった。
見る点: 大型案件の有無で月ごとの受注額は振れます。受注残に減少が広がるかが次の材料です。
民間工事
民間工事は1兆1,072億円、前年同月比10.6%減。製造業の増加を非製造業の減少が上回った。
見る点: 製造業の増加だけでは民間全体の弱さを埋められていません。非製造業の受注回復が見えるかが焦点です。
公共工事
公共工事は2,747億円で、前月の減少から増加に転じた。国・地方ともに前年を上回った。
株価材料: 公共工事の増加が受注を支えても、資材費や人件費次第で利益への寄与は変わります。