10月21日の日本株、業種別の確認点

まず見るのは、指数より値上がりの広がり

前日の東京市場では、主要指数が下落し、プライム市場でも値下がり銘柄が優勢でした。夜間先物は戻していますが、先物の反発だけでは現物市場の買い戻しが続くか分かりません。

寄り後は日経平均だけでなくTOPIX、業種別指数、値上がり銘柄数を並べます。日経平均が上がっても、値がさ株に買いが偏り、業種の多くが下げたままなら「市場全体が持ち直した」とは言いにくい動きです。前日の指数・騰落状況と先物の観測時刻は朝刊を参照してください。

きょうの業種別チェック

業種見る理由寄り後の確認点見立てが崩れる条件
医薬品市場が荒れた日に相対的な底堅さが出るかを確かめやすい業種別指数がTOPIXを上回るか、複数銘柄に買いが広がるか一部の大型株だけが指数を支え、他の銘柄が下げる
小売業個人消費や既存店動向など、半導体とは異なる材料で動く小売業指数の値持ちと、上昇銘柄数・出来高円安、仕入れ価格、人件費への懸念が売りにつながる
電力・ガス景気敏感株と異なる値動きが出るかを確認する複数社の株価と業種指数、金利・燃料価格の反応燃料調達コストや金利上昇が重荷となる
鉄道などの内需サービス海外ハイテク株とは異なる需要要因を持つ運輸関連株に買いが広がるか、指数に対して値持ちするか需要の鈍化、電力費や設備投資負担への警戒が強まる

この表は上昇予想の順位ではありません。どの業種が相対的に強いかを、寄り付き後の指数と銘柄数で比較するための観点です。業種内でも企業ごとに業績・費用構造・株価材料は異なります。

半導体株は別枠で確認

先物が上昇しても、半導体株の戻りが続くとは限りません。前日の下落から反発する銘柄があっても、主力株の一部だけに買いが集中するのか、製造装置や周辺銘柄まで広がるのかで相場の質は変わります。個別の前日終値と売買高は半導体株の確認記事に分けてあります。

半導体株の上昇が限られ、医薬品・小売などの指数が相対的に底堅ければ、指数上昇の中身は前日と違うかもしれません。反対に、指数だけ上がって業種別の値上がりが広がらない場合は、戻りの持続性を判断する材料が不足します。

まとめ

10月21日は「どの業種が上がるか」を寄り付き前に決めつけず、医薬品・小売業・電力ガスなどの業種別指数と値上がり銘柄数を見比べます。夜間先物の反発と、現物市場で買いが広がることは同じではありません。方向を判断する材料は、寄り後の値持ちと売買の広がりです。

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