調査結果のポイント

経済産業省の「令和7年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2025年の国内BtoC-EC市場は27.6兆円でした。前年の26.1兆円から5.5%増です。

企業間電子商取引にあたるBtoB-ECは560.1兆円で、前年の514.4兆円から8.9%増えました。BtoCとBtoBでは取引対象も推計方法も異なるため、金額を単純に比べて個人消費や企業活動の強弱を測ることはできません。

企業・家計への読み方

BtoC-ECの拡大は、消費者の購入経路としてオンライン取引が定着していることを示す材料の一つです。一方、EC市場の成長が小売・物流・決済・プラットフォーム各社の利益増に直結するとは限りません。配送費、人件費、広告費、値引き競争などが収益を左右します。

BtoB-ECの伸びも、企業間取引の電子化の広がりを示します。受発注や請求のデジタル化は業務効率化につながる可能性がありますが、導入費用やシステム間連携の負担もあります。今回の市場規模だけで、特定業種や上場企業の業績を推測するのは避けるべきです。

出典

  • 経済産業省「令和7年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」(2026年10月21日公表)
  • 情報確認日:2026年10月22日