会社が公表した範囲
対象はワークマンのメールマガジンに登録されたメールアドレスです。最大約145万件という数字は対象範囲の上限として示されたもので、確定した被害人数を表すものではありません。
適時開示によると、アララの11月2日時点の報告では、10月28〜31日に同社のサーバーを経由してデータベースへ不正アクセスがあり、ワークマン会員のメールアドレスの外部持ち出しを確認したとしています。一方、ワークマン自身の開示は「漏えいの可能性」とし、詳細な範囲は精査中です。
同日付の利用者向け告知では、10月29日には会員アドレスは含まれないと連絡を受けた後、11月2日に流出があったとの電話報告を受け、書面での正式な確認を求めている経緯も示しています。このため、委託先から流出の報告があったことと、全対象の確認が終わったことは区別する必要があります。
停止している配信と影響のない通知
アララメッセージを使うメールマガジン等の配信は、10月28日の連絡以降停止しています。アララ側は10月31日に不正な認証情報の無効化や通信遮断を実施し、サービス全体を停止したと説明されています。
ワークマンのオンラインサイトの各種通知メールとアプリ内通知は、このサービスを使っていないため影響はないとしています。氏名、住所、電話番号、カード情報は対象サーバーで保有しておらず、今回の流出は確認されていません。これは会社が示す今回の対象範囲についての説明です。
業績と今後の対応
ワークマンは業績への影響を軽微と見込み、個人情報保護委員会への報告手続きを進めています。外部専門家の助言を受け、委託先の対策と監視体制を評価・検証する方針です。
KABUTRACKの見方では、対象件数の確定、メール配信再開の条件、追加費用の有無が確認点です。メルマガ停止の事実から、店舗営業やオンライン販売全体が止まったとは読み取れません。会社は不審メールへの注意を促しており、アドレスの流出と決済情報の流出を混同しないことも大切です。
今回の開示に対応する株価・出来高の変化は検証していません。株価への影響や値動きとの因果関係は断定できません。
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出典
- ワークマン「ニュース&トピックス」掲載の「アララ社の不正アクセスによるワークマンオンラインストアメールマガジン 会員様メールアドレスの流出に関するお詫びとお願い」、および同日付適時開示「メール配信サービスへの不正アクセスによるメールアドレスの漏えいの可能性に関するお詫びとお知らせ」(2026年11月4日、TDnet掲載時刻15:00)。
確認日時:2026年11月4日18:25(日本時間)。