北九州市 地域中核企業の伴走支援 新規事業・事業拡大・組織強化を支援 採択予定 4件程度・審査制 企業負担 180.6万円(税抜) 申請期限 9月25日 17時 kabutrack.com

まず結論

無料相談や設備投資補助を探している企業向けの制度ではありません。合同会社デロイトトーマツによる伴走支援を受けながら、社内外の情報分析、課題抽出、優先順位づけ、施策の実行を進めるプログラムです。

採択企業にも180万6,000円(税抜)の負担があるため、相談テーマ、社内責任者、実行に割ける人員を固めたうえで検討したい内容です。

募集概要

項目内容
募集期間2026年8月13日〜9月25日
提出期限2026年9月25日17時、メール受信確認分まで
採択予定4件程度
支援内容新規事業、事業領域拡大、組織強化などへの伴走支援
支援者合同会社デロイトトーマツ
企業負担1社180万6,000円(税抜)
選定方法審査制。先着順ではない

確認日: 2026-08-13

対象企業の条件

まず、北九州市内に本社・本店または支社・支店があり、中小企業基本法上の中小企業、もしくは常時従業員数2,000人以下の企業であることが必要です。本社が市外の場合、市内支店などで実施する取組に限られます。

そのうえで、次のいずれかに該当する必要があります。

  • 直近3年間のいずれかで年間売上高30億円以上500億円以下
  • 年間売上高がおおむね10億円以上30億円未満で、同期間の売上高成長率が10%以上
  • 年間売上高がおおむね10億円以上30億円未満で、5年後の売上高目標が30億円以上
  • 国の「地域未来牽引企業」選定、または福岡県の「地域経済牽引事業計画」認定を受けている

売上高条件は「現在の売上」だけでなく、直近3年間のどの年度を根拠にするかも確認が必要です。

支援で想定されること

市の案内では、事業領域の拡大、新規事業の創出、組織強化などに向け、定性・定量情報の分析、課題抽出、優先順位づけ、解決の支援を行うとしています。

実際に使うなら、「新規事業を考えたい」だけでは少し広すぎます。顧客候補の検証、既存技術の転用、組織体制、収益モデルなど、どこで止まっているかを申請前に言語化しておくと、成長計画書にも落とし込みやすくなります。

企業負担をどう見るか

伴走支援費用は北九州市と採択企業が2分の1ずつ負担し、採択企業の負担額は180万6,000円(税抜)です。消費税を含めた実際の支払額や支払時期は、募集要項と市への確認が必要です。

支援を受けること自体が成果ではありません。社内に実行担当者を置けない、意思決定に時間がかかる、検証予算がないといった状態では、支援内容を使い切れないこともあります。費用だけでなく、経営層と現場が割く時間も含めて判断したいところです。

申請方法と注意点

申請書類は電子データで北九州市産業経済局産業政策課へメール提出します。期限は9月25日17時で、送信時刻ではなく受信が確認できた申請が有効です。送付後は担当課へ到着確認を行うよう案内されています。

主な提出書類は応募申請書、申請者概要、成長計画書、役員等名簿、暴力団排除に関する誓約書などです。売上高30億円を目指す企業向けの追加様式もあります。

まとめ

北九州市の制度は、成長テーマを持つ企業が外部の専門家と実行計画を詰めるための伴走支援です。採択は4件程度で先着順ではなく、企業負担もあります。

申請するなら、対象要件の確認に加え、支援期間中に誰が動くのか、180万6,000円の負担に見合う課題かを社内で整理しておく必要があります。

出典