まず結論
今回の特典は、住宅ローンの契約に付く楽天ポイント型の特典です。現金値引きや金利引下げではなく、借入後に申請して受け取るポイントが中心になります。
なかでも金額がはっきりしているのが「ご利用ありがとう特典」です。8,000万円以上の借入で15万ポイントですが、これは借入額が大きい場合の区分です。ポイントを増やすために借入額を上げる話ではありません。
特典の全体像
公式ページで案内されている主な内容は次のとおりです。
| 特典 | 主な対象・内容 | 申請や利用の条件 |
|---|---|---|
| ご利用ありがとう特典 | 借入額に応じて楽天ポイント2,000~15万ポイント | 2026年10月1日以降の借入、借入日から6か月以内の申請 |
| お子さまご誕生特典 | 借入後に子どもが誕生した人へポイント進呈 | 2026年度の借入と出生、出生確認書類、出生日から6か月以内の申請 |
| アンケート回答特典 | 不定期アンケートの回答者へ楽天ポイント | ポイント数はアンケート内容により異なる |
| 楽天家計簿プレミアム | 1年無料または5,000ポイント相当のポイントバック | 借入日から6か月以内の利用開始。借入の型で内容が異なる |
【フラット35】の買取型・保証型で申込み方法や受け取り方が変わる特典があります。公式ページでは【フラット20】と【フラット50】も本サービスの対象と記載されていますが、商品ごとの適用条件は申請時の案内で確認が必要です。
借入額で変わる「ご利用ありがとう特典」
借入額ごとの楽天ポイントは次の区分です。
| 借入額 | 進呈ポイント |
|---|---|
| 500万円未満 | 2,000ポイント |
| 500万円以上1,000万円未満 | 10,000ポイント |
| 1,000万円以上2,000万円未満 | 20,000ポイント |
| 2,000万円以上4,000万円未満 | 50,000ポイント |
| 4,000万円以上6,000万円未満 | 70,000ポイント |
| 6,000万円以上8,000万円未満 | 100,000ポイント |
| 8,000万円以上 | 150,000ポイント |
この特典は契約ごとの進呈です。連帯債務では、対象になるのはいずれか1人です。申請しないまま借入日から6か月を過ぎると、ポイントを受け取れない可能性があります。
楽天ポイントは公式ページで1ポイント=1円相当と説明されていますが、ローンの返済額を直接減らすものではありません。ポイントの申請後、進呈まで3~4週間程度かかる場合があります。
出生・アンケート特典は条件を読み分ける
お子さまご誕生特典は、2026年10月1日以降の【フラット35】借入後に子どもが誕生した人が対象です。さらに、借入と出生がともに2026年度に該当すること、出生日から6か月以内に申請することが条件です。出生を確認できる住民票または戸籍謄本などの提出も必要になります。
アンケート回答特典は、常時開催の定額キャンペーンではありません。アンケートが不定期に配信され、進呈ポイント数も内容ごとに異なります。「最大いくら」と合算せず、届いたアンケートの条件単位で判断した方が混乱しません。
楽天家計簿プレミアム1年特典の違い
楽天家計簿の特典は、【フラット35】の型で受け取り方が分かれます。
| 区分 | 特典内容 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 買取型 | プレミアムプランを1年間無料 | 特典期間終了後は年額5,000円が自動課金。期間中の解約は無料 |
| 保証型 | 初回課金後に5,000ポイント相当を進呈 | 無料お試し期間中に解約すると対象外。初回課金から3か月後の月末を目途に進呈 |
いずれも借入日から6か月以内にプレミアムプランを使い始める必要があります。買取型は1年後の更新を忘れやすく、保証型は先に5,000円の課金が発生します。家計簿機能を使わない人は、ポイント額だけで申し込むと管理の手間が残ります。
申請には楽天IDが必要です。買取型では「住・My Note」のIDも求められます。アプリストアのユーザーアカウント1つにつき、特典は1回限りです。
申請前に確認したいこと
- 借入日が2026年10月1日以降か
- 借入日または出生日から6か月以内の申請期限を過ぎていないか
- 楽天IDと、必要な場合の「住・My Note」IDを用意できるか
- 連帯債務で誰が「ご利用ありがとう特典」の対象者になるか
- 楽天家計簿の無料期間や初回課金、1年後の自動課金を把握したか
- 申請情報の誤り、書類不足、画像の不鮮明さがないか
特典には予算があり、上限に達する見込みになると年度途中で終了または内容変更となる場合があります。終了・変更の約1か月前を目途に公式ページで告知される仕組みですが、借入前に最新状況を確認する必要があります。
ポイントには有効期限があります。最後にポイントを獲得した月を含む1年間が基本で、その期間内に新たなポイントを獲得すると全ポイントの有効期間が延長されます。申請後の返済遅延や完済などで対象外となる場合もあります。
向いている人・向かない人
| 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|
| もともと【フラット35】を借入候補にしている | ポイント額だけでローンを選びたい |
| 2026年10月1日以降の借入を予定している | 変動金利を含む他商品との金利・手数料比較をしない |
| 楽天ポイントや家計簿アプリを日常的に使う | ID登録、書類提出、期限管理が負担になる |
| 出生やアンケートなど、自分に該当する特典を整理できる | 楽天家計簿の自動課金を管理したくない |
住宅ローンは長期の契約です。金利タイプ、融資手数料、団信の保障、繰上返済の条件、毎月の返済額を比べて、返済を続けられる計画かを先に確認します。ポイントは、その条件が合う場合に受け取れる付加特典という位置づけです。
まとめ
フラットすまい・るポイントは、2026年10月1日以降の対象借入に対し、借入額に応じた楽天ポイント、出生・アンケート特典、楽天家計簿の1年特典を提供します。
最も大きい「ご利用ありがとう特典」は8,000万円以上で15万ポイントですが、借入額を増やして狙う性質のものではありません。申請期限、本人確認用のID、出生確認書類、家計簿プランの自動課金を押さえたうえで、ローン本体の条件と切り分けて判断するのが現実的です。
出典
出典の確認日:2026年9月12日