決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 253.51億円 | 224.69億円 | +12.8% |
| 営業利益 | 30.54億円 | 20.58億円 | +48.4% |
| 経常利益 | 30.73億円 | 21.32億円 | +44.2% |
| 純利益 | 20.49億円 | 14.19億円 | +44.3% |
| EPS | 68.79円 | 47.70円 | +44.2% |
セグメント
飲食事業の単一セグメントです。期末店舗数はブロンコビリー148店舗、とんかつ業態15店舗、居酒屋業態1店舗の計164店舗。ブランドごとの売上高・営業利益はこの短信では開示されていません。店舗数の比率を売上構成に置き換えることはできません。
定量評価
営業利益率は前年同期の9.2%から12.0%へ上がりました。1~9月の既存店売上高前年比107.8%は7.8%増を意味します。既存店の成長率と、買収・新店を含む連結売上高の12.8%増は範囲が異なります。EPSは比較期間も株式分割後の基準に調整されています。
ポジティブ要因
会社はサラダバーの「ブロンコビュッフェ」への刷新、期間限定メニュー、販促などを説明しています。既存店売上の伸長に加え、朝日ミートを4月に完全子会社化し、西日本の店舗に向けた商品製造・供給の基盤づくりを進めました。買収分だけの売上寄与額は短信で分離されていません。
リスク要因
原材料費、人件費、エネルギー費の上昇は引き続き確認が必要です。店舗施策による増収が利益をどの程度残せるか、既存店と新店の採算を分けて見る必要があります。スクラッチカードの使用実績率などを見積りに反映する方法変更の損益影響は、会社によれば軽微です。
財務安全性
総資産は289.10億円、純資産は233.41億円、自己資本比率は80.5%。現金及び預金は104.57億円で前期末から15.42億円増えました。当第3四半期のキャッシュ・フロー計算書は作成していないため、現預金増加を営業CFの増加額として扱いません。
業界動向との関連
外食需要への対応に加え、食肉加工・製造のグループ内供給体制を整える動きが同社の特徴です。一般的な外食売上の回復と、自社の既存店107.8%という実績を同じ指標として比較することはできません。
株価への示唆
営業利益の増加率が売上高の増加率を上回った点は今回の材料です。市場予想や当日の株価反応は確認していません。既存店の伸びと原価・人件費負担が、会社予想に沿って第4四半期にも利益を残すかが次の確認点です。
今期の総括
第3四半期累計は売上高253.51億円、営業利益30.54億円となりました。既存店の増収と連結範囲の拡大を伴う決算であり、それぞれの寄与を一括して既存店成長と呼ばないことが必要です。
来期見通し
2026年12月期の通期会社予想は売上高340億円、営業利益39.70億円、経常利益40.20億円、純利益26億円、EPS87.28円で据え置きです。中間配当20円は分割前、期末予想10円は分割後。単純合計30円を年間配当額として表示することはできず、会社は年間合計を「-」とし、分割前換算では40円と説明しています。
総合判断
評価は中立です。既存店増収と利益率改善を確認できる決算ですが、新規連結や出店を含む成長と既存店成長を区別し、原価・人件費の変化と通期計画の達成度を追う必要があります。
出典
- ブロンコビリー「2026年12月期第3四半期 決算短信」、2026年10月22日開示。
- ブロンコビリー 公式IR