決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1637.56億円 | 965.01億円 | +69.7% | 2200億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 278.66億円 | 189.33億円 | +47.2% | 410億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 258.96億円 | 171.34億円 | +51.1% | 360億円 | 該当なし |
| 純利益 | 166.92億円 | 102.50億円 | +62.9% | 240億円 | 該当なし |
| EPS | 709.49円 | 520.37円 | +36.3% | 976.85円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
セグメント
単一セグメントのため部門別採算の比較はできません。開示された連結業績と営業CF、投資CF、財務CFで事業の資金需要を確認します。
不動産コンサルティング事業の単一セグメントです。短信にセグメント別損益の内訳はありません。売上高1,637億56百万円、営業利益278億66百万円、営業利益率は約17.0%でした。
財務安全性
自己資本比率39.1%。営業CFはマイナス167億65百万円、投資CFはマイナス314億78百万円、財務CFは653億36百万円、期末現金は417億87百万円でした。利益に対して事業投資と資金調達の規模が大きく、回収の遅れは資金需要を強めます。
定量評価
| 指標 | 今回 | 確認できる範囲 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS | 決算サマリー参照 | 前年同期比を同表に記載 | 1株利益の伸びと営業利益の動きを併せて確認します。 |
| ROIC | 開示なし | 決算短信に記載なし | 必要な投下資本情報がないため独自算定していません。 |
| PER | 市場データ未使用 | 比較未実施 | 株価と予想利益の観測値を含めず、決算情報に限定します。 |
今回の判断材料は、売上高だけでなく営業利益率、会社計画、財務数値の組み合わせです。
ポジティブ要因
営業利益率は前期の約19.6%から約17.0%へ低下。増収増益でも率は下がり、営業CFは赤字です。案件の引き渡し時期や在庫・仕掛不動産の積み上がりを、次期の売上と資金回収で確かめます。
リスク要因
不動産開発は案件ごとの引き渡し時期で売上・利益・CFがぶれます。2026年8月期は投資CFも314億78百万円の支出で、財務CFの資金流入がこれを補いました。
業界動向との関連
成長計画は大きい一方、現金創出は利益と逆方向でした。投資家が次に見るべきは新規案件の量だけでなく、販売・引き渡しと借入返済を含む資金循環です。
短信にない同業比較や市場規模の数値は加えず、会社が開示した事業環境と実績に絞って評価します。
株価への示唆
決算の評価は次の開示で利益率とキャッシュフローが維持されるかに左右されます。2027年8月期予想は売上高2,200億円、営業利益410億円、親会社株主に帰属する純利益240億円です。売上34.3%増、営業利益47.1%増を計画する一方、前期営業CFは大幅赤字で、物件売却・案件回収が計画通りかが重要です。 現時点の財務情報から株価水準や目標価格を算定することはできません。
今期の総括
売上高は69.7%増、営業利益は47.2%増でしたが、営業CFは167億65百万円の赤字でした。不動産案件の拡大に伴う資金流出が大きく、利益成長と資金回収のタイミングを分けて見る必要があります。
来期見通し
2027年8月期予想は売上高2,200億円、営業利益410億円、親会社株主に帰属する純利益240億円です。売上34.3%増、営業利益47.1%増を計画する一方、前期営業CFは大幅赤字で、物件売却・案件回収が計画通りかが重要です。
総合判断
投資スタンスは中立です。営業利益率は前期の約19.6%から約17.0%へ低下。増収増益でも率は下がり、営業CFは赤字です。案件の引き渡し時期や在庫・仕掛不動産の積み上がりを、次期の売上と資金回収で確かめます。 会社計画の修正有無と次回の利益率を確認し、今回の増減が継続するかを判断します。
出典
- 「2026年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、霞ヶ関キャピタル、開示日: 2026-10-05。数値は会社開示に基づき独自に要約。
- 霞ヶ関キャピタル 公式IR