2026年11月優待の基本日程

2026年11月末が権利確定日の銘柄では、日程は次の通りです。

項目日付
権利付き最終日2026年11月26日(木)
権利落ち日2026年11月27日(金)
権利確定日2026年11月30日(月)

11月末優待を取るには、原則として2026年11月26日(木)の大引け時点で株を保有している必要があります。

ただし、11月は20日基準の銘柄もあります。アスクル、象印マホービン、北恵は11月20日基準として株主優待データで確認できます。2026年11月20日(金)基準の銘柄では、権利付き最終日は原則として2026年11月18日(水)です。

月末優待と同じつもりで動くと、20日基準の銘柄は間に合わないことがあります。

2026年11月の株主優待10選

まずは一覧です。

順位銘柄コード優待の方向性注意点
1アスクル2678LOHACO割引クーポン11月20日基準。100株で2,000円分
2タマホーム1419QUOカード100株から対象。3年以上で増額
3ヴィレッジヴァンガード2769お買物券額面は大きいが利用条件を確認
4キユーピー2809自社グループ商品100株でも半年以上の継続保有が必要
5ラクト・ジャパン3139株主優待カタログ100株でも2年以上の継続保有が必要
6ファーマライズHD2796選択制の優待品1年以上継続保有が条件
7トーセイ8923QUOカード・ホテル宿泊割引券200株以上から対象
8ウェザーニューズ4825ウェザーニュースPro無料利用200株以上。サービス利用型
9象印マホービン7965自社商品の優待販売11月20日基準。割引型で利用額次第
10北恵9872QUOカード等11月20日基準。100株は500円分

日用品・買い物系の注目優待

日用品・買い物系では、アスクル、ヴィレッジヴァンガード、象印マホービンを見ます。

銘柄コード主な優待内容見方
アスクル2678LOHACO割引クーポン日用品購入に寄せやすい
ヴィレッジヴァンガード2769お買物券額面は大きいが使い方を選ぶ
象印マホービン7965自社商品の優待販売家電・調理用品を買う予定がある人向き

アスクル(2678

アスクルは、オフィス用品通販や個人向けのLOHACOを展開する企業です。

株主優待データでは、11月20日基準で100株以上を保有する株主に、LOHACO割引クーポン2,000円分を提供する内容として整理されています。500円券4枚という形で、日用品の購入に寄せやすい優待です。

ここで大事なのは、11月20日基準という点です。

11月末基準ではありません。2026年の場合、11月20日基準の権利付き最終日は原則として2026年11月18日(水)です。月末優待のつもりで見るとタイミングを間違えます。

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769

ヴィレッジヴァンガードは、書籍、雑貨、キャラクター商品などを扱う店舗を展開しています。

株主優待データでは、11月末基準で100株以上を保有する株主に、お買物券を贈呈する内容として整理されています。100株では1年未満で10,000円分、1年以上2年未満で11,000円分、2年以上で12,000円分という区分が確認できます。

額面だけ見るとかなり大きい優待です。

ただし、買物券は利用条件があります。店舗をよく使う人には楽しい優待ですが、近くに店舗がない人、欲しい商品が少ない人には価値が出にくい。額面の大きさだけで判断しない方がいい銘柄です。

象印マホービン(7965

象印マホービンは、炊飯ジャー、電気ポット、水筒などで知られる生活家電メーカーです。

株主優待データでは、11月20日基準で100株以上を保有する株主に、自社商品の優待販売を実施する内容として整理されています。100株以上500株未満では、購入金額合計から1,000円割引という区分が確認できます。

金券ではなく、割引型の優待です。

象印の商品を買う予定がある人には分かりやすい一方、買う予定がない人には価値が出にくい。ここも生活予定と合うかどうかが先です。

食品・自社商品系の注目優待

食品・自社商品系では、キユーピー、ラクト・ジャパン、ファーマライズHDが中心です。

銘柄コード主な優待内容見方
キユーピー2809自社グループ商品半年以上の継続保有が必要
ラクト・ジャパン3139株主優待カタログ2年以上継続保有が必要
ファーマライズHD2796選択制の優待品1年以上継続保有が必要

キユーピー(2809

キユーピーは、マヨネーズやドレッシングなどで知られる食品メーカーです。

株主優待データでは、11月末基準で100株以上を半年以上継続保有する株主に、自社グループ商品を贈呈する内容として整理されています。100株では1,000円相当です。

食品優待としての使いやすさは高いです。

ただ、半年以上の継続保有条件があります。直前に買ってすぐ取れるタイプではありません。家で消費しやすい優待ですが、条件を読み飛ばすと期待とズレます。

ラクト・ジャパン(3139

ラクト・ジャパンは、乳原料や食肉加工品などを扱う食品専門商社です。

株主優待データでは、11月末基準で100株以上を2年以上継続保有する株主に、株主優待カタログを贈呈する内容として整理されています。100株以上300株未満では3,000円相当の商品から選択する区分です。

優待内容は魅力がありますが、2年以上の継続保有が前提です。

11月優待として名前は見られやすいものの、短期で取る銘柄ではありません。長く持つ前提で、食品商社としての業績や為替、乳製品・食材市況も合わせて見たい銘柄です。

ファーマライズホールディングス(2796

ファーマライズHDは、調剤薬局を中心に展開する企業です。

株主優待データでは、11月末基準で100株以上を1年以上保有する株主に、選択制の優待品を贈呈する内容として整理されています。歯みがき粉や商品券など、複数の選択肢が確認できます。

日用品寄りの優待として使いやすい一方、ここも継続保有条件があります。

調剤薬局株として見るなら、薬価改定、人件費、出店・M&A、在宅医療への対応も株価に効きます。優待は入口、事業は別で見る必要があります。

金券・サービス系の注目優待

金券・サービス系では、タマホーム、トーセイ、ウェザーニューズ、北恵を見ます。

銘柄コード主な優待内容見方
タマホーム1419QUOカード100株から対象。3年以上で増額
トーセイ8923QUOカード・ホテル宿泊割引券200株以上から対象
ウェザーニューズ4825ウェザーニュースPro無料利用200株以上。使う人を選ぶ
北恵9872QUOカード等11月20日基準

タマホーム(1419

タマホームは、注文住宅を中心に展開する住宅会社です。

株主優待データでは、11月末基準で100株以上を保有する株主に、QUOカードを贈呈する内容として整理されています。100株では3年未満で2,000円分、3年以上で4,000円分です。

QUOカード優待としては分かりやすいです。

一方で、住宅会社は金利、住宅需要、建築コスト、在庫、販売単価の影響を受けます。優待だけでなく、本業の景気感も合わせて見たい銘柄です。

トーセイ(8923

トーセイは、不動産再生、開発、賃貸、ホテルなどを手がける企業です。

株主優待データでは、11月末基準で200株以上を保有する株主に、QUOカードとホテル宿泊割引券を贈呈する内容として整理されています。1年未満ではホテル宿泊割引券、1年以上ではQUOカードも加わる区分が確認できます。

200株以上が対象です。

不動産株として見るなら、金利、物件売却、賃貸収益、ホテル需要、含み益の見方が重要になります。優待は分かりやすいですが、事業の値動きは不動産市況に左右されます。

ウェザーニューズ(4825

ウェザーニューズは、気象情報サービスを展開する企業です。

株主優待データでは、11月末基準で200株以上を保有する株主に、プロ向け気象情報サービス「ウェザーニュースPro」の有料コンテンツを一定期間利用できる優待として整理されています。

サービス利用型の優待です。

天気や防災、アウトドア、業務利用に関心がある人には面白い一方、使わない人には価値が出にくい。金券型とは違い、生活や仕事で使うかどうかが大事です。

北恵(9872

北恵は、住宅資材・住設機器などを扱う建材商社です。

株主優待データでは、11月20日基準で100株以上を保有する株主に、QUOカードまたは郵便局の選べるギフトを贈呈する内容として整理されています。100株以上500株未満では500円分のQUOカードです。

金券としては小ぶりですが、100株から対象です。

注意点は、ここも11月20日基準であること。月末基準ではありません。北恵を見るなら、優待額面だけでなく、住宅資材商社としての需要環境も確認したい銘柄です。

11月優待で注意したいこと

11月優待は、銘柄数がほどほどで見やすい月です。

その代わり、条件のクセがあります。

注意点内容
20日基準アスクル、象印マホービン、北恵は11月20日基準
継続保有条件キユーピー、ラクト・ジャパン、ファーマライズHDなどで重要
必要株数トーセイは200株以上、ウェザーニューズも200株以上
利用条件ヴィレッジヴァンガード、アスクル、象印は利用方法を確認
サービス型ウェザーニューズは使う人を選ぶ
権利落ち人気優待は権利前に買われ、権利後に売られやすい

優待投資は、もらえる額面だけを見ると判断を間違えやすいです。

11月は特に、基準日の違いと継続保有条件で差が出ます。20日基準を逃す、半年・1年・2年の保有条件を見落とす。この2つが典型的な失敗です。

11月優待の選び方

11月優待を選ぶなら、次の順番で見ると現実的です。

  1. 11月末基準か、11月20日基準か
  2. 優待廃止扱いではないか
  3. 100株で対象か、200株以上が必要か
  4. 継続保有条件があるか
  5. 金券型、食品型、割引型、サービス型のどれか
  6. 実際に店舗・サービス・商品を使うか
  7. 権利落ち後も保有できる事業か

11月は、派手な優待月ではありません。

それでも、アスクルやタマホームのように分かりやすい銘柄、キユーピーやラクト・ジャパンのように長期保有向きの食品優待、ウェザーニューズのような少し変わったサービス型優待があります。

条件を丁寧に読む人ほど、11月優待は取りやすい月です。