反発のあと、売り圧力が再び表面化
8月後半の上昇について、Reutersはドル安や米国債をめぐる市場心理を背景に挙げました。Reuters配信記事が報じたのは8万ドルを超えた局面です。21Sharesの9月見通しは、この時期の米現物ETFへの資金流入やショートカバーも反発要因に数えています。
しかし、資金流入は定着しませんでした。CoinDeskによると、10月7、8日の2日間で米国の現物ビットコインETFから計約7億2,900万ドルが流出しました。8月に見えた買い需要が続いているとは言いにくい状況です。ドル安やショートカバーだけでは、継続的な現物需要があるかまでは分かりません。
秋から年末、相場を分ける3つの条件
FRBは9月16日に政策金利の誘導目標を0.25ポイント引き上げ、3.75〜4.00%としました。FOMC声明によると、インフレはなお高い状態です。次回会合は10月27〜28日に予定されています。2026年会合日程 年末相場を利下げ期待だけで組み立てにくい環境です。
| 展開 | 相場を見分ける材料 | 読み方 |
|---|---|---|
| 回復が続く | 直近の戻り高値を更新し、押し目の安値も切り上がる。ETFの純流入が続き、米金利・ドルの上昇圧力が和らぐ | 買い戻しに加えて、現物需要が戻っているかを見る |
| 持ち合い | 高値更新が止まる一方、直近安値を大きく割らない。ETFの流入と流出が交錯する | 反発後の利益確定と新規需要がぶつかる |
| 下落が続く | 直近安値を割り、ETF流出や金利・ドルの上昇も重なる | 夏以降の回復シナリオを見直す材料になる |
出典
- Federal Reserve「FOMC statement」(2026年9月16日)、2026年FOMC会合日程。
- CoinDesk「Live updates: Bitcoin steadies near $83,000 as crypto recovers from Thursday selloff」(2026年10月9日)。
- Reuters配信「Bitcoin rises above $80,000 as soft dollar, debasement fears boost momentum」(2026年8月25日)。
- 21Shares「After the breakout: what bitcoin needs to prove in September」(2026年9月1日)。
確認日:2026年10月11日。