同じ高値に注目するパターン
二本の足の高値がほぼ同じになる形で、典型例として陽線の後に陰線が並ぶことがあります。実体の大きさを比べるはらみ足や包み足とは、見る価格が違います。ヒゲを含む高値がどこだったかを確かめます。
高値が何円以内なら同じとみなすかは、価格水準や呼値、資料の判定条件で変わります。機械的な抽出機能を使う場合も、許容する差と見る期間を把握しておくと、見た目だけの判断を減らせます。
同じ115でも、終値の位置は異なる
以下の価格は1株あたり円で示す独自の架空例です。
図は架空の二本です。1本目は始値100、高値115、安値99、終値112。2本目は始値111、高値115、安値103、終値104です。高値はそろい、2本目は始値から下がっています。
ここから分かるのは、観察期間中に同じ高値を付け、最後はそれより安く終わったことです。誰が115で売ったか、同じ売り注文が残っているかは分かりません。同一水準を今後も超えないという意味でもありません。
ダブルトップと同じ条件にはしない
高値が二つ並ぶ点では似ていますが、ダブルトップは二つの山の間の押し安値などを含め、より長い価格の推移で扱う場合があります。隣り合う二本の高値だけを見た形を、そのまま大きなトレンド転換と同じに扱うことはできません。
日足と週足でも対象の時間が変わります。高値の共通点と、どの期間の並びを観察しているかを分けて説明すると、違うパターンの名前を混ぜずに済みます。
上抜けた場合に、見方を固定しない
次の足が115を超えれば、少なくとも以前の高値を超える値動きが出たことになります。反対に直近安値を割っても、その後に戻る場合はあります。高値がそろったという事実だけで売却や空売りを決めると、上昇が続いた際の損失を引き受けることになります。
会社の材料、出来高、自分の保有期間や資金用途を別に確認します。毛抜き天井は上値の位置を整理する用語であり、株価の上限や売買の成功率を示す数値ではありません。
出典
用語の参考資料確認日:2026年10月23日。