最初に、何年分を申告するのかをそろえる
国税庁の確定申告書等作成コーナーは、画面の質問に沿って所得や控除を入力し、計算した申告書をe-Taxで送信するための入口です。以前の保存データを開く場合も、今年使う年分と一致するかを見ます。二〇二六年分の手続きには、その年分の公開案内と画面を使います。
本人確認では、マイナンバーカードやスマートフォンのマイナンバーカードの対応状況、電子証明書の有効性、必要なパスワードを確認します。スマホを持っているだけで、どの機種・設定でも同じ方式を使えるわけではありません。パスワードが不明な状態なら、入力作業の前に解決する対象です。
自動入力と、申告内容の正しさは別
マイナポータル連携では、対応する給与や医療費、寄附金などのデータを取得できます。しかし取得できる資料の種類や提供時期には違いがあります。取り込めた項目だけで、自分の申告対象が全部そろったとは限りません。
たとえば医療費を一部取り込んだ後、同じ領収書を手入力すれば二重計上になります。副業の資料が手元にある場合も、取得画面にないから不要とは判断できません。源泉徴収票、帳簿、控除証明書と、入力後の合計を対応させます。
途中保存、送信、受付確認を分ける
入力を終えてPDFを端末へ保存しても、それだけではe-Taxへの提出になりません。電子申告なら送信手続きを完了し、受付日時や受付結果を確認します。再開用に保存する入力データと、提出済み申告書の控えも、役割が異なります。
送信前には申告対象の所得、控除、還付口座などを見直します。送信後は受信通知と申告書の控えを残しておけば、提出した内容や日時を後から追えます。画面を閉じて記憶だけで済ませると、保存で止まったのか送信まで終わったのかが分からなくなります。
申告書を送っても、納付が別に必要な場合がある
納付額が出た場合は、選んだ方法に応じた納付手続きまで確認します。納付日を指定する方式なら、その日を待つ段階と、実際に引き落とされた段階は違います。ダイレクト納付では、e-Taxの完了通知などで結果を確認できます。
還付になる場合も、申告直後に同額が振り込まれるわけではありません。入力内容の照会がある場合なども含め、提出後の通知を読む必要があります。申告の電子化は計算や送信の手間を減らしますが、資料の不足や費目の判断を自動で解決する機能ではありません。
出典
参考資料の確認日:2026年10月23日。