利益を使う場合との差を計算する
仮に10万円を年5%で三年間運用でき、税と費用を省くとします。毎年の利益5,000円を引き出して使う場合、元本10万円と三年分の受取利益の合計は11万5,000円です。全て運用に残す場合は10万円×1.05の3乗で11万5,762.5円。差の762.5円が、過去の利益にも収益が生じた分です。
単利と複利の差を見るには、このように条件をそろえます。高リスク商品の高い想定利回りと、確定利息の預金を並べれば、複利以外の違いも混ざります。「魔法」は仕組みを表す比喩で、収益を生み出す保証ではありません。
追加の労働時間なしに土台が増え得る
利益を運用に残すと、次の年の元本を増やすために同額を家計から追加する必要がありません。この点は、長く使わない資金を積み上げる際に役立ちます。毎月の積立は新しい元本を加える別の働きなので、残高増加のうち入金による部分と運用による部分を分けます。
もちろん、再投資した利益も価格変動へさらされます。せっかく増えた分が翌年減る場合もあり、売却して現金を確保する選択に理由がある場面もあります。利益を全額再投資すること自体を目的にせず、資金の使い道に合わせます。
自分で調整できる条件を見る
将来の利回りは確定できませんが、費用の確認、積立額、分配金の扱い、使う時期は整理できます。運用成果を再び残す方針なら、継続費用と再投資時の注文や手数料を確かめます。小さな費用でも長期間繰り返せば、運用に残る資産へ影響します。
近い将来の支出を別に置いておくと、下落時に利益も元本も取り崩す必要を減らせます。複利の利点は、家計に無理をさせて高い利回りを追うことより、運用に残せる条件を整える中で考えます。