まず結論
寄り付きは、前場または後場で最初に成立した売買とその価格です。寄り付かずは、その最初の売買が成立していない状態を指します。買い注文と売り注文を集めて始値を決める板寄せで、需給が大きく偏っていると価格が決まりません。
どんな時に起きるか
- 好決算や買収発表で買い注文が殺到する
- 下方修正、不祥事、上場廃止懸念で売りが殺到する
- IPOなどで注文が多く、公開価格付近では均衡しない
- 売買停止後の再開で材料を織り込む注文が集中する
取引所は特別気配を表示し、価格を段階的に動かしながら売買成立を探ります。需給が均衡しなければ、制限値段まで売買が成立しないこともあります。
注文を出しても約定するとは限らない
ストップ安で売り注文が多い場合、成行注文でも売れないことがあります。ストップ配分が成立しても、すべての注文が配分されるとは限りません。信用取引では、その間も評価損や金利などが発生し得ます。
寄り付いた後も価格に注意
寄り付き直後は注文が集中し、値幅や出来高が大きくなりやすい場面です。前日終値から離れた価格で始まる「ギャップ」もあります。成行注文は想定価格から大きくずれる可能性があるため、注文方法と許容価格を確認します。
まとめ
寄り付かずは、注文の偏りで最初の売買が成立していない状態です。注文を出せることと約定できることは別です。特別気配、制限値幅、注文方法を確認し、売れない時間も想定した資金管理が必要です。