記事の図解

「騒ぐ」は上がるという意味ではない

読み方は「さるとりさわぐ」。野村證券の用語解説では、申年・酉年は相場の変動が大きくなるという意味で紹介されています。急騰だけでなく、急落や上下を繰り返す展開も含む表現です。

相場が荒れているかを考えるときは、指数の終値だけでは見えない日中の値幅や、上昇・下落銘柄の広がりも手掛かりになります。ただし、値幅が大きいことだけで、次の値動きの向きまでは分かりません。

格言の並びは相場の予報ではない

「未辛抱」の後に「申酉騒ぐ」と続く言い回しがあります。この順番を、未年は動かず申年・酉年に必ず荒れるという周期の証明と受け取ることはできません。景気、金利、為替、企業業績など、相場を動かす条件は年ごとに異なります。

値動きが大きいときに確認したいこと

指数が大きく動いていても、すべての銘柄が同じように動くわけではありません。個別株を見るなら、値動きの背景となった決算や会社発表、売買の厚さを確認すると、相場全体の変動と銘柄固有の材料を切り分けやすくなります。

信用取引では、急な価格変動が追加保証金や強制決済につながる場合があります。小型株は売買が少ないと、注文の偏りで価格が振れやすくなることもあります。格言を売買の合図にするより、保有資産の値動きと取引条件を把握するための言葉として読むのが適切です。

まとめ

申酉騒ぐは、申年・酉年の相場は値動きが大きいとする経験則です。上昇を約束する言葉でも、下落を示す予報でもありません。干支のイメージと実際の市場データを混同せず、値幅や材料を個別に確かめましょう。

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出典