言葉が示すもの
読み方は「うましりさがり」です。干支の相場格言として、午年は相場が下がりやすい、または勢いを失いやすいという意味で使われます。「辰巳天井」の後に続く言葉としても知られています。
「尻下がり」という語感から、年の後半ほど下がると説明されることがあります。ただ、言葉の印象と、統計で確かめられた値動きは同じではありません。
過去の午年データが示す範囲
SOMPOインスティチュート・プラスは、過去の日経平均の年次騰落率を干支別に比較し、午年の平均騰落率が十二支の中で最も低かったと紹介しています。これは特定の指数を過去の暦年単位で集計した結果です。
この集計だけから、午年の後半に株価が下がる傾向や、2026年も下落するという結論は出せません。対象となる午年の数は限られ、時代ごとに景気、金融政策、企業構成なども違います。過去の平均は、将来のリターンを保証するものではありません。
2026年の相場を見るとき
2026年は午年ですが、干支ではなく、その時点で公表されている企業業績、金利、為替、景気や需給の変化が相場を動かします。指数が弱含んだ場合も、値下がりが市場全体に広がっているのか、特定の大型株に偏っているのかで状況は異なります。
年初来の騰落率と年後半の動きを混同しないことも大切です。年単位の統計を読むときは、集計期間と対象指数を確かめ、そこに含まれていない情報を読み足さないようにします。
まとめ
午尻下がりは、午年の相場が弱いとする格言です。過去の日経平均の年次集計では午年の平均騰落率が低かったという分析もありますが、それは年後半の下落や2026年の値動きを示すものではありません。格言と統計の範囲を確かめたうえで、実際の市場材料を見ていきましょう。