記事の図解

「天井」は高値を指す

読み方は「たつみてんじょう」です。デジタル大辞泉は、辰年と巳年は相場が高値を付けるという意味の格言として説明しています。

ここでいう「天井」は、相場が付ける高値のことです。ただし、格言の説明から「辰年・巳年を通じて株価が上がり続ける」とまでは言えません。高値をいつ付けるか、また高値の後にどう動くかも、この言葉だけでは決まりません。

「午尻下がり」と続く言い回し

「辰巳天井」の後には「午尻下がり」が続く形で紹介されることがあります。これは干支と相場を結び付けた一連の言い回しです。12年ごとに同じ値動きが再現される根拠や、辰巳年の後に必ず相場が下落するという約束ではありません。

実際の株価は、景気や金利、為替、企業利益、投資家の需給など複数の要因で変わります。干支の並びだけを根拠に天井や売却時期を判断することはできません。

高値圏で見る材料

相場が高値を更新したときは、格言との一致を探すより、上昇を支える材料があるかを確認する方が具体的です。たとえば企業利益の見通しと株価評価の関係、上昇が一部の大型株に偏っていないか、金利や為替の変化が企業に与える影響などです。

これらの指標も相場の転換点を確実に示すものではありません。確認できる事実を並べ、格言を予測や売買シグナルに置き換えないことが大切です。

まとめ

辰巳天井は、辰年・巳年に相場が高値を付けるとする格言です。必ず上昇する、あるいは直後に下落するという法則ではありません。言葉の由来と市場の実際の動きを分けて捉えましょう。

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