中国半導体ニュース 2026.7.6 江波龙、純利益92〜110億元予想 AIストレージ需要とメモリ市況が追い風 売上高 220〜250億元 純利益 92〜110億元 AI端末SSD DRAM約40%削減 SSD 注目点:メモリ価格とAIストレージ需要の持続性

今日の見方

江波龙の業績予告は、中国メモリ関連株だけでなく、日本の半導体・NAND関連を見るうえでも温度計になります。AIブームはGPUやHBMに目が向きがちですが、実際にはSSD、NAND、端末側ストレージ、コントローラー、封装测试まで需要が広がっています。

ただし、メモリ株は市況サイクルの影響が大きい。今回の伸び率は前年同期の利益水準が低かった反動も含みます。市場が次に見るのは、2026年下半期も価格上昇と高い利益率が続くか、在庫や供給増でピークアウト感が出ないかです。

注目ニュース

1. 売上高は220億~250億元を予想

江波龙は2026年上半期の売上高を220億~250億元と見込んでいます。前年同期の売上高は約101.96億元で、売上規模は大きく切り上がる見通しです。

投資家が見る点: メモリ市況の改善が売上に強く出ています。今後は数量増なのか、販売単価上昇なのか、製品ミックス改善なのかを半期報告で分けて確認したいところです。

2. 純利益は92億~110億元、前年比は6万%超

親会社株主帰属純利益は92億~110億元、扣除非経常損益後純利益は90億~105億元の予想です。前年同期の純利益が1,476.63万元と低かったため、前年比の伸び率は非常に大きくなっています。

投資家が見る点: 見出しのインパクトは強いですが、前年比だけで評価すると危うい。メモリ銘柄では、強い半期利益をそのまま通年化してよいかが常に問題になります。

3. AI端末向けSSDでAMDとの共同調整にも言及

会社は業績変動の理由として、世界的なメモリ景気、主要メモリ原厂とのLTA・MOU、自社SPU主控芯片やHLCソフトウェアを挙げています。さらにAMDとの共同調整により、端側AI製品でSSDストレージ智能体とHLC技術を使い、DRAM使用量を約40%減らす技術革新にも触れました。

投資家が見る点: ここは単なる市況株ではなく、AI端末向けストレージの差別化材料です。価格上昇だけでなく、技術採用で利益率を維持できるかが次の評価軸になります。

4. 日本株ではキオクシアや半導体装置にも連想

江波龙の上振れは、中国メモリ需要とAIストレージ需要の強さを示す材料です。日本株では、NAND市況の影響を受けるキオクシア、半導体製造装置、材料、検査装置への連想が出やすくなります。

投資家が見る点: メモリ関連は上昇局面の利益レバレッジが大きい一方、供給増や在庫調整で反転も速い。強い業績予告ほど、下半期の価格、在庫、設備投資計画を冷静に見る必要があります。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月3日江波龙が2026年半年度業績予告を公表
2026年8月以降2026年半年度報告で確定値、粗利率、在庫、下半期コメントを確認

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出典

  • 深圳市江波龙电子股份有限公司「2026年半年度业绩预告」、2026年7月3日公表