横州ジャスミン花価急騰 2026.07.16 一時約1,100円/500g、足元は約790円へ 洪水後の供給不安 / 茶葉原料 / 飲料株の粗利率を確認 7/4平均 約350円 7/6 取引停滞 7/12最高 約1,100円 7/14 約790円 見る順番:花価 → 窨製茶葉価格 → 商品休止・値上げ → 飲料事業の粗利率

今日の見方

横州のジャスミン花価は、災害ニュースから原料価格ニュースへ移りました。7月11日時点では被災面積や減産率が見えず、株式市場で材料にするには数字が足りませんでした。今回は、少なくとも現地の生花価格が一時約1,100円/500gまで跳ねたことが確認され、供給不安が価格に出た段階です。

ただ、ここから日本の飲料株を強く売買材料にするには、まだ距離があります。生花の高騰がそのまま窨製済みジャスミン茶葉の仕入れ価格に反映されるとは限らず、メーカー側には在庫、長期契約、他産地調達、商品構成の調整があります。短期では中国の新茶飲チェーンや中小茶商の採算が先に揺れ、日本の上場企業では決算説明の原材料費コメントを待つ局面です。

注目ニュース

1. 横州ジャスミン価格、一時約1,100円/500gまで急騰

横州のジャスミン生花価格は、7月4日の市場平均約350円/500gから、豪雨の影響で7月5日に約170円/500gへ低下し、7月6日は取引がほぼ止まりました。その後は供給不足が表面化し、7月12日に一時約1,100円/500gまで上昇しました。

投資家が見る点: 価格急騰は、需要増というより供給ショックの色が濃い材料です。飲料株を見るなら、花価そのものより、ジャスミン茶葉の調達単価や在庫月数へどの程度波及するかが焦点になります。

2. 足元は反落、それでも災害前より高い

7月13日以降は高値から反落し、7月14日には約790円/500g前後まで下がったとされています。水が引いた地域から収穫が戻り、緊急買い付けの過熱もやや落ち着いたとみられます。

投資家が見る点: 約700〜800円台/500gは、6月末から7月初旬の水準と比べればなお高い価格帯です。市場が落ち着くかどうかは、単日の反落ではなく、今後数週間の供給量と品質の戻りで判断します。

3. 高値でも花農の収入増とは限らない

被災した低地では、花が水に浸かり収穫量が大きく落ちています。価格が高くても、売る花がなければ農家の収入は増えません。現地報道では、通常なら十数kg以上を収穫できる農家が、足元では1kg前後にとどまる例も出ています。

投資家が見る点: 供給ショックでは、上流の価格高と生産者利益が同時に増えるとは限りません。復旧費、苗の植え替え、品質低下が残れば、短期の価格反落後も原料供給の不安定さが続きます。

4. 中国の新茶飲は在庫で吸収、ただし中小店は採算圧迫

横州産ジャスミンは中国の新茶飲チェーンにも使われます。大手ブランドは短期在庫や契約調達で吸収しやすい一方、中小の茶飲店や茶商はスポット価格の上昇を受けやすく、原料高が利益を削りやすい構図です。

投資家が見る点: 上場企業への波及を見るなら、まず中国側で商品休止、価格改定、品質グレード変更が広がるかを確認します。大手が値上げせず吸収できるなら、短期の消費者価格への波及は限定的です。

5. 日本株は伊藤園・サントリー食品の粗利率を確認

日本株では、伊藤園(2593)やサントリー食品インターナショナル(2587)が中国産ジャスミン茶との接点を持ちます。ただし、各社の横州依存度や在庫、ブランド別の原料費比率は開示されていません。

投資家が見る点: 連想買い・連想売りより、次の決算で原材料費、価格改定、数量、売上総利益率を分けて見ます。ジャスミン茶単独の影響は小さくても、茶葉、物流、容器、為替が重なると粗利率に出る可能性があります。

確認しておきたい日程

日付確認イベント
2026年7月中旬以降横州のジャスミン生花価格、供給量、品質回復の推移
2026年7〜8月中国新茶飲チェーンの商品休止、値上げ、原料調達コメント
次回決算伊藤園、サントリー食品インターナショナルの原材料費、価格改定、数量、売上総利益率

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出典