景気動向指数 2026年7月速報 CI一致指数120.6、基調判断は改善となった2026年7月分速報の要点 2026.09.08 / 注目4件 景気動向指数・7月速報 CI一致指数(2020年=100) 120.6 前月差 +1.7 基調判断は「改善」据え置き 先行指数 117.9(+1.7) 遅行指数 113.3(+1.6) 次回公表 9/29 改訂値 kabutrack.com

今日の見方

7月の速報は、現状を表す一致指数と先行指数がそろって上昇しました。内閣府の機械的な基準では、景気動向指数の一致指数は「改善」です。ただし、指数は複数系列を合成した統計であり、7月の企業業績や株価の方向を直接示す数字ではありません。

9月8日の東京市場で見る順番は、景気改善という見出しよりも、設備投資関連の出荷、小売販売、輸出数量が続くかどうかです。金利が反応する場合は、景気の改善を受けた政策観測なのか、海外金利や為替の影響なのかを切り分けます。統計発表だけで株高・金利上昇を決めつける場面ではありません。

注目ニュース

1. 一致指数は2か月連続で上昇、判断は「改善」

内閣府の9月7日公表資料によると、7月のCI一致指数は120.6で、前月から1.7ポイント上昇しました。3か月後方移動平均の前月差は+0.77ポイント、7か月後方移動平均は+0.85ポイントです。基調判断は「改善」で、前月の判断が維持されました。

投資家が見る点: 月次の前月差だけでなく、移動平均の上昇が続いているかを見ます。景気の基調が改善しているとの読みは株式の下支えになりますが、株価がすでに織り込んでいれば、指数発表だけで物色が広がるとは限りません。

2. 先行指数は117.9、2か月ぶりに上昇

先行指数は117.9で、前月比1.7ポイント上昇しました。3か月後方移動平均は13か月連続、7か月後方移動平均は11か月連続の上昇です。遅行指数も113.3と1.6ポイント上がり、2か月連続の上昇になりました。

投資家が見る点: 先行指数の上昇は先行きの変化を読む材料ですが、株価指数や消費者態度など金融市場に近い系列も含まれます。設備投資や雇用など実体経済の数字が追随するかを、次回以降の統計で見極めます。

3. 投資財出荷と小売販売が一致指数を押し上げる

一致指数の前月差に対する寄与度は、投資財出荷指数(除輸送機械)が+0.68ポイント、商業販売額(小売業、前年同月比)が+0.47ポイント、鉱工業用生産財出荷指数が+0.25ポイントでした。輸出数量指数も+0.22ポイント寄与しています。

株価材料として見る点: 設備投資関連や小売関連には個別の材料になり得ますが、寄与度は指数全体の変化への寄与であり、企業の利益成長率そのものではありません。機械、素材、小売などの株価反応が一方向にそろうかを確認します。

4. 9月29日に7月分の改訂値、10月7日に8月速報

今回の速報は、2026年9月2日までに公表された値を使って算出されています。実質機械受注の実質化に使う物価指数の遡及改訂や、法人企業統計調査の公表・季節調整替えにより、CIとDIは先行・一致・遅行の全系列で遡及改訂されています。7月分の改訂値は9月29日、8月分速報は10月7日の公表予定です。

投資家が見る点: 今回の数値は確定値ではないため、株価や金利の反応を評価する際は改訂後の系列と比較します。改訂で過去の上昇・低下の見え方が変わることもあり、速報値だけで景気の転換点を断定しません。

確認しておきたい日程

日付確認事項
2026年9月29日2026年7月分の景気動向指数・改訂値(予定)
2026年10月7日2026年8月分の景気動向指数・速報(予定)

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