今日の見方
技能実習では機械安全措置22.8%、健康診断後の医師意見15.7%、割増賃金15.6%が主な違反でした。特定技能でも同項目が20.7%、16.7%、16.3%と上位で、制度が違っても課題は共通しています。
市場への波及は推測を含みますが、建設、製造、宿泊、外食、介護などの採用力と稼働率に関係します。是正は人権・安全面で不可欠ですが、教育、設備、賃金管理のコストを伴います。上場企業では直接雇用だけでなく、協力会社を含む管理体制を確認します。
注目ニュース
1. 技能実習の違反率73.2%
技能実習生を雇用する1万3,148事業場を監督し、9,619事業場で労働基準関係法令違反を確認しました。重大・悪質案件など26件が送検されました。
投資家が見る点: 監督対象の選定に偏りがある点を踏まえつつ、違反内容と是正状況を確認します。
2. 特定技能の違反率76.5%
特定技能外国人を雇用する8,082事業場では6,179事業場に違反があり、9件が送検されました。
投資家が見る点: 制度拡大に対し、現場の安全・賃金管理が追い付いているかを見ます。
3. 安全・健康・割増賃金が共通課題
両制度で、機械安全、健康診断後の措置、時間外労働の割増賃金が主な違反項目となりました。
株価材料として見る点: 人手不足解消の効果だけでなく、教育費、設備投資、是正による稼働制約を関連業種ごとに確認します。