2026年9月17日の日本株材料 注目3件

今日の見方

好材料は、家計金融資産が前年から増え、株式等と投資信託の残高が大きく伸びたことだ。証券・資産運用関連には中期的な追い風となり得る。ただし、株式等の前年比47.0%増、投資信託の36.8%増には価格上昇による評価額変動が含まれ、家計から同額の新規資金が流入したことを意味しない。

注意材料は、非居住者による株式・投資ファンド持分の処分超と8月実質輸出の減少である。株式需給の重しとなり得る一方、企業利益への影響は為替や海外需要を通じて確認する必要がある。実質輸出は7~8月平均で前四半期比1.3%増を維持した。銀行・保険株は国内外の金利、輸出株は円相場と地域別需要、高PER株は金利観測を含めて確認したい。

注目ニュース

1. 家計金融資産は2,519兆円、前年比11.0%増

日本銀行が9月17日8時50分に公表した2026年第2四半期の資金循環統計速報によると、6月末の家計金融資産は2,519兆円だった。現金・預金は1,132兆円で構成比44.9%、株式等は486兆円で19.3%、投資信託は193兆円で7.7%となった。

投資家が見る点: 家計のリスク資産保有拡大が証券・運用会社の収益機会につながるか、取引額と価格変動による評価益を分けて確認する。

2. 非居住者の株式・投資ファンド持分は1兆5,228億円の処分超

財務省の週次統計では、9月6~12日の非居住者による株式・投資ファンド持分が1兆5,228億円の処分超となり、3週ぶりの売り越しだった。これは日本株と投資ファンド持分を合わせた統計上の区分である。中長期債は2兆2,362億円の取得超、短期債は1兆2,128億円の処分超だった。

投資家が見る点: 株式売りと中長期債買いが同一主体の資金移動とは限らない。翌週以降の継続性、円相場、国債利回り、現物と先物の売買動向が確認点となる。

3. 8月実質輸出は前月比0.8%減

日本銀行が9月17日16時ごろに公表した分析データでは、8月の実質輸出は前月比0.8%減だった。地域別は米国向け0.9%増、EU向け3.1%減、アジア向け0.9%減。財別は情報関連2.8%増、自動車関連1.7%減、資本財2.4%減となった。

投資家が見る点: 輸出全体の減少だけでなく、半導体などの情報関連と、自動車・機械の方向差を企業業績で確認する。円安が売上を支えても、実質輸出の弱さが利益を抑える可能性がある。

確認しておきたい日程

日時確認事項
2026年9月18日 15:30日本銀行総裁記者会見(金融政策決定会合後)

※記者会見の時刻は予定であり、変更される場合があります。

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