記事の図解

今日の見方

会社予想の変化では、イーサポートリンクの下方修正が大きく、四半期累計の減益・最終赤字と合わせて確認したい内容です。一方、日本フイルコンは第3四半期累計の増益に加え、7月公表予想を再度引き上げました。どちらも通期見通しの変更が発表済みで、次は修正後の計画に対する第4四半期の着地が焦点です。

注目ニュース

1. イーサポートリンク、通期営業利益予想を約59%引き下げ

イーサポートリンクは10月1日、2026年11月期第3四半期累計の売上高49億500万円(前年同期比3.4%増)、営業利益4,400万円(同30.8%減)を発表しました。通期営業利益予想は2億2,100万円から9,100万円へ、経常利益予想は2億1,900万円から1億1,700万円へ下方修正しました。

投資家が見る点: 第3四半期累計で最終赤字となり、会社予想の営業利益は前期実績も下回る水準です。会社は青果売場構築支援の導入が計画を下回って費用が先行したことや、農業支援事業でりんごの仕入コスト上昇、さつまいもの販売調整があったと説明しています。修正予想に対する第4四半期の収益回復が確認点です。

リスク: 会社は2026年10月1日の業績予想修正で、一部事業に減損損失の兆候等があり、その収益への影響を現時点で合理的に見積もれないと説明しています。このため、通期の親会社株主に帰属する当期純利益予想を従来の1億4,400万円から「未定」に変更し、EPS予想も未定としました。減損の対象事業や損失額はこの開示では示されておらず、減損損失の計上が確定したという意味ではありません。予想値は算定できるようになった時点で公表する方針です。

2. 日本フイルコン、通期営業利益予想を約21%引き上げ

日本フイルコンは10月1日、2026年11月期第3四半期累計の売上高216億5,400万円(前年同期比7.6%増)、営業利益14億2,600万円(同158.3%増)を発表しました。同時に通期予想を再修正し、売上高を285億円から290億円、営業利益を14億円から17億円、経常利益を16億円から19億5,000万円、純利益を8億円から11億5,000万円へ引き上げました。

投資家が見る点: 営業利益予想の上げ幅は3億円で、修正後計画に対する第3四半期時点の進捗率は約84%です。電子部材・フォトマスク事業や環境・水処理関連の改善が寄与しましたが、前年の減損に伴う償却費減少や大型工事の進捗も含まれます。残る第4四半期の利益水準と事業別の持続性を見ます。

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