楽天グループ(4755)楽天ドライブの不正アクセス

公表された事象

楽天ドライブは10月6日、一部システムの管理用アカウントの認証情報を第三者が不正に取得してアクセスし、アカウント情報と保存データが取得・閲覧されたと発表しました。楽天ドライブは楽天グループが展開するサービスで、楽天モバイルのオプションサービスとしても案内されています。

会社の説明では、事象は3つに分かれています。2026年8月27日にアカウント名、表示名、プロフィール画像URLが687アカウント分、同日に暗号化されたパスワードなどが313アカウント分、取得・閲覧されました。さらに、1月29日から9月17日までの間に、写真や文書を含む保存データが1万5,382アカウント分、取得・閲覧されたことを確認しています。これらの件数は各事象の対象アカウント数で、同一利用者の重複の有無は公表資料から分かりません。

サービスへの影響と対応

楽天ドライブは不正アクセス経路を遮断し、監視体制を強化したと説明しています。アプリのダウンロードや新規アカウント発行などに制限を設け、影響のあった利用者には個別に案内する方針です。利用データがアクセスされた期間はすでに終了していますが、公開・悪用の有無や保存ファイルの具体的内容について、すべてが判明したわけではありません。

事業・株価への見方

写真や文書などの保存データが取得・閲覧されたことは確認されていますが、楽天グループ全体の業績への影響額や補償費用は公表されていません。現時点で損失額を推定できる情報はありません。

株価材料としては、対象利用者への連絡、実際にアクセスされたファイルの範囲、二次被害の有無、サービス制限の解除時期、再発防止策が確認点です。クラウド保存サービスの事案が他の楽天サービスにも及んだとの発表はありません。

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