今日の3行まとめ

  • 日経平均は70,035.71円(-0.92%)、TOPIXは4,154.11(-0.70%)で反落。半導体株への利益確定売りが重荷となりました。
  • 後場は前引けから下げ幅を大きく広げず、日経平均は7万円を維持。グロース250は前引け比で小幅に持ち直しました。
  • 大引け後の決算はABCマート、ツルハHD、三協立山が相対的に強く、わらべや日洋、タカキューなどは弱い内容でした。

① 本日の日本市場まとめ

指標終値前日比日中レンジ
日経平均70,035.71円-648.27円(-0.92%)70,017.19〜70,793.29円
TOPIX4,154.11-29.45(-0.70%)4,154.11〜4,201.86
東証グロース市場250813.34-10.37(-1.26%)807.88〜827.09

プライム市場の売買高は23億3,090万株、売買代金は7兆6,713億円。値上がり526銘柄に対し、値下がりは972銘柄となりました。前日までの上昇が速かったAI・半導体関連に利益確定売りが出て、日経平均は3営業日ぶりに反落しました。TOPIXは朝方に4,201.86まで上昇した後、安値引けとなり、指数全体では戻り売りの強さが残りました。

② 朝刊・昼刊から何が変わったか

朝刊では半導体株の値持ちと買いの広がりを確認点に挙げました。前場は半導体関連に売りが出て、日経平均は609円安で前引け。後場は大型半導体株の軟調さが続いた一方、日経平均は7万円近辺で推移し、前場安値は割り込みませんでした。昼刊の前引け値と比べると日経平均はさらに38.42円安、TOPIXは4.78ポイント安。グロース250は4.91ポイント上昇しており、指数ごとに引け方が分かれました。

③ 業種・テーマ別の強弱と寄与銘柄

33業種では8業種が上昇、25業種が下落しました。電気・ガス、ゴム製品、情報・通信が相対的に底堅く、銀行、非鉄金属、証券・商品先物が軟調でした。

  • 半導体・AI:ディスコ、東京エレクトロン、アドバンテストが下落。東京エレクトロンは日経平均を約154円押し下げました。
  • 個別材料:日本マイクロニクスは16,760円(+8.76%)と逆行高。目標株価引き上げが手掛かりとなりました。
  • ソフトウェア:ACCESSは364円(-12.08%)。米国での訴訟提起を嫌気した売りが続きました。
  • 不動産関連:霞ヶ関キャピタルは好業績見通しを受け、昼時点から引き続き強含みました。

④ 為替・金利・先物・海外時間への引き継ぎ

ドル円は15時台に1ドル=158.29円前後と、昼時点の158.40円近辺から小幅に円高方向へ動きました。国内10年国債利回りは3.08%前後の高水準で推移し、銀行、証券・商品先物などが軟調でした。夕方の日経225先物は70,100円台で、現物終値近辺を維持しています。

海外時間では、米FOMC議事要旨を受けた米長期金利とハイテク株の反応が焦点です。ドル円が158円台を維持するか、米半導体株が持ち直すかが翌日の日本株の寄り付きに影響しそうです。

⑤ 本日の決算:良い・悪い

TDnetで17時45分までに確認できた主な決算発表は9社です。

良い内容

企業内容
ABCマート上期売上高2,022.98億円(前年同期比+6.4%)、営業利益361.31億円(同+7.4%)。通期営業利益予想を656億円から672億円へ引き上げました。
ツルハHDウエルシアHDとの統合効果で上期は大幅増収増益。単純な前年同期比較だけでは基礎的な収益力を測りにくい点には注意が必要です。
三協立山第1四半期の経常利益は24.28億円(前年同期は12.07億円の赤字)。通期予想15億円を第1四半期時点で上回りました。

弱い内容

企業内容
わらべや日洋HD上期営業利益は39.69億円(前年同期比-25.0%)。通期経常利益予想を76.5億円から60.5億円へ下方修正しました。
タカキュー上期経常損益は2.01億円の赤字(前年同期は0.64億円の黒字)。第2四半期単独でも赤字幅が拡大しました。
天満屋ストア上期経常利益は従来の増益想定から一転して減益となり、計画を下回りました。

⑥ IPOの新しい動き

10月7日に新たな上場承認は確認できませんでした。直近では10月6日にRECEPTIONIST(660A)の東証グロース上場が承認されており、上場予定日は11月10日です。新規承認の有無はJPXの新規上場会社情報で継続確認します。

⑦ 株主還元・株主優待・自社株買い

  • 日本ファルコム:2026年9月期の期末配当を10円から60円へ増額。普通配当30円に加え、「軌跡」シリーズ世界累計販売1,000万本を記念した30円の記念配当を実施します。
  • CKD:自己株式取得を決議。同時に株式売出しも開示されており、需給への影響と還元効果を分けて見る必要があります。
  • 株主優待:17時45分までのTDnetでは、新設・変更に該当する開示は確認できませんでした。

なお、プレミアムウォーターHD、アマダ、セイコーエプソン、チノーなどから自己株式取得の進捗状況が開示されましたが、いずれも新たな取得枠の設定とは区別が必要です。

⑧ 今日動いた注目銘柄

銘柄終値・騰落主因
日本マイクロニクス16,760円(+8.76%)目標株価引き上げが材料
ACCESS364円(-12.08%)米国での訴訟提起を嫌気
ディスコ大幅安前日の出荷速報通過後に材料出尽くし売り
霞ヶ関キャピタル大幅高強い業績見通しを評価
ABCマート2,768円(-0.64%)大引け後に上期決算と通期上方修正を発表
三協立山629円(-1.10%)大引け後の第1四半期決算は上振れ

明日見るべき3ポイント

  1. 日経平均7万円の攻防:終値で維持した大台を寄り付き後も支えられるか。
  2. 決算発表銘柄の初動:ABCマート、ツルハHD、三協立山の好内容と、わらべや日洋HDなどの弱い内容を市場がどう織り込むか。
  3. 米金利・ドル円・半導体株:FOMC議事要旨後の米長期金利、ドル円158円台、米半導体株の方向を確認。

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出典