今日の見方
ヘッドラインは1.8ポイント低下したが、現況指数の下げが大きく、期待指数は小幅に持ち直した。大学は、高価格と借入コストを背景に耐久財の購入環境が急低下したと説明している。低所得層や株式保有額の小さい層でもセンチメントが大きく落ちた。家計の価格上昇への耐性差が表れているが、調査は実際の購入額や小売売上高を示すものではない。
一方、インフレ期待は短期・長期とも上昇した。消費心理の弱さは需要の鈍化を意識させる一方、物価期待の上振れは米金利の低下を妨げる材料になり得る。速報値だけで実際の消費やFRBの判断を決めつけず、物価指標、雇用、個人消費と照らしたい。10月確報の公表予定は10月23日午前10時(米東部時間)。
10月速報の内訳
消費者センチメント指数は9月確報の48.1から46.3へ低下した。現況指数は50.9から44.7へ下がり、期待指数は46.3から47.3へ上昇。前年10月の確報値53.6と比べると、総合指数は13.6%低い。
1年先インフレ期待は4.6%から4.7%へ、長期の期待は3.4%から3.5%へ上がった。大学によると、両指標の上昇は2カ月連続で、いずれも5月以来の高水準。なお、今回の数字は速報で、10月の確報は10月23日午前10時(米東部時間、日本時間23時)に公表予定だ。