TSMC 2026年7〜9月期決算

決算の内容

7〜9月期の米ドル建て売上高は467億2,000万ドルで、前年同期比41.2%増、前四半期比16.2%増でした。純利益は前年同期比68.7%増の7,630億6,000万台湾ドル、希薄化後EPSは29.43台湾ドルです。売上総利益率は66.4%、営業利益率は58.7%でした。

売上高のうちHPC(高性能計算)向けが68%を占め、前四半期比22%増。2nmはウエハー売上高の8%に達し、3nmは33%でした。一方、粗利益率は前四半期の67.7%から1.3ポイント低下しました。会社は主因として2nmの初期立ち上げに伴う採算への希薄化を挙げています。

4Q見通しと投資家が見る点

会社は10〜12月期の売上高を523億〜543億米ドル、粗利益率を65〜67%、営業利益率を56.5〜58.5%と予想しました。売上高レンジの中央値は前四半期実績を上回りますが、利益率の見通しは3Q実績を下回る水準です。AI関連を中心とする先端工程需要が続くかに加え、2nmの増産がどの程度早く採算改善につながるかが次の確認点です。

日本株では、半導体製造装置や材料メーカーにも関心が向かう可能性があります。ただし、TSMCの増収だけで日本企業の受注や業績が決まるわけではありません。各社の受注・出荷実績や顧客の設備投資計画が個別の判断材料です。

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