TOB条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象会社 | ムラキ(7477、東証スタンダード) |
| 公開買付者 | イクヨ(7273) |
| 公表日 | 2026年10月26日 |
| 買付価格 | 普通株式1株3,000円 |
| 参照価格 | 2026年10月23日終値1,458円 |
| プレミアム | 終値比105.76% |
| 買付予定数 | 最大486,300株、下限なし |
| 買付後の議決権所有割合 | 上限まで買い付けた場合50.13% |
| 買付期間 | 30営業日を予定 |
| 開始時期 | 前提条件の充足または放棄後、遅くとも5営業日以内。2027年4月下旬を目途 |
| 決済開始日 | 未定 |
| 公開買付代理人 | デジタルアセット証券(予定) |
| 対象会社の意見 | 未表明。10月26日17時30分の開示で内容を精査し対応を検討すると説明 |
| 上場方針 | 上場維持を前提 |
何が発表されたか
イクヨは、ムラキの経営支配権取得と業務提携の実現を目的に掲げています。開示資料では、イクヨの保有株式は25万株、所有割合は17.01%。買付予定数の上限まで取得した場合、議決権所有割合を50.13%とする計画です。
一方、TOBはまだ始まっていません。開始条件には、ムラキが買収防衛策を廃止するか、取締役会が対抗措置を発動しないと決議すること、ムラキ取締役会がTOBに賛同して株主に応募を推奨し、その意見を変更・撤回しないことなどが含まれます。公正取引委員会への事前届出が必要となる場合の待機期間満了や、買付けを禁じる法令・判断がないことも条件です。
開始時期は、条件が満たされるかイクヨが放棄した後、遅くとも5営業日以内とされ、2027年4月下旬を目途としています。買付期間は30営業日の予定です。
投資家が見る点
第一は、実際の買付開始日と条件充足です。実施方針の公表段階であり、買付開始が確定した案件とは区別する必要があります。
第二は、開始条件の充足です。ムラキ取締役会の賛同・応募推奨が条件に含まれ、買収防衛策の扱いも開始を左右します。ムラキは17時30分の開示で、買付けへの意見はまだ表明せず、開示文書などを精査したうえで対応を検討するとしています。条件が整う時期は確定していません。
第三は、買付予定数に下限がなく上限がある点です。応募総数が上限を超えた場合は按分となります。イクヨは上場廃止を企図せず、買付後もムラキ株式の上場を維持する方針ですが、実際の保有割合は応募状況で変わります。
今後の確認ポイント
- 開始条件の充足状況と正式な開始日、最終日、決済開始日
- ムラキ取締役会の意見と株主への推奨内容
- 買収防衛策に基づく手続きと対抗措置の有無
- 公開買付届出書で確定する買付条件
- 応募状況とTOB後の議決権保有割合
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出典
- イクヨ「IR資料室」(「ムラキ株式会社(証券コード:7477)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」、2026年10月26日)
- ムラキ「株式会社イクヨによる当社株式に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2026年10月26日17時30分公表。ムラキ公式サイト:IR情報)