まず結論
半値八掛け二割引は、バブルや人気相場が崩れた時の下落が想像以上に深くなることを表します。「半値」は50%、「八掛け」は80%、「二割引」も80%を掛ける意味です。
高値 × 0.5 × 0.8 × 0.8 = 高値 × 0.32
高値1,000円なら320円で、下落率は68%です。「半値の八掛けで400円、その二割引で320円」と計算します。
なぜ使われるのか
大きく上昇した銘柄は、半値になると割安に見えます。しかし期待で膨らんだ株価は、業績に見合う水準へ戻る途中かもしれません。半値からさらに36%下がると320円になります。最初の50%下落だけを見て底値と決めないための戒めです。
下値予測には使えない
32%は統計的な保証や理論価格ではありません。業績、財務、金利、需給によって20%で止まることも、90%以上下がることもあります。株式分割や増資があれば昔の株価との単純比較もできません。
実際の使い方
- 高値からの下落率だけで割安と決めない
- 半値になった時点で業績予想を計算し直す
- ナンピン後の集中比率を確認する
- さらに30~50%下がる場合の損失を試算する
まとめ
半値八掛け二割引は、高値の32%、つまり68%下落を示す格言です。価格目標ではなく、半値になっても下落余地は残ると考えるために使います。