まず結論

初心者が最初に選びやすいのは、SBI証券か楽天証券です。

理由は、国内株式手数料だけでなく、新NISA、投資信託、クレカ積立、ポイント連携、米国株、IPOまで一通りそろっているからです。

一方で、国内株の手数料だけを見るなら、GMOクリック証券の「条件なし0円」はかなり分かりやすいです。

少額投資なら、三菱UFJ eスマート証券のプチ株、SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニ、マネックス証券のワン株も比較対象になります。

信用取引を重視するなら、GMOクリック証券、SBIネオトレード証券、SBI証券、楽天証券が候補になりやすいです。

ざっくり分けると、次の通りです。

目的候補になりやすいネット証券
初心者が総合力で選ぶSBI証券、楽天証券
条件なしの国内株手数料0円を重視GMOクリック証券
Ponta・MUFG連携、1株投資を重視三菱UFJ eスマート証券
25歳以下、少額取引、サポート重視松井証券
米国株・分析ツールを重視マネックス証券
シンプルなアプリと低い現物手数料DMM.com証券
信用取引コストを重視SBIネオトレード証券

比較対象のネット証券

この記事では、次の8社を比較します。

証券会社主な特徴
SBI証券総合力、新NISA、IPO、S株、Vポイント連携
楽天証券楽天ポイント、楽天カード積立、ゼロコース
松井証券ボックスレート、25歳以下無料、サポート
マネックス証券米国株、分析ツール、NISA手数料無料
三菱UFJ eスマート証券MUFG、Ponta、SOR注文、プチ株
GMOクリック証券条件なし手数料0円、株・FX・CFD
DMM.com証券(DMM株)シンプルなアプリ、現物低コスト、信用0円
SBIネオトレード証券現物低コスト、信用取引0円

各社の詳細な手数料表は、個別ガイドで整理しています。

国内現物株式の手数料比較

まず見るべきは、国内現物株式の手数料です。

証券会社国内現物株式の手数料
SBI証券ゼロ革命の条件達成で0円
楽天証券ゼロコース選択、SOR・Rクロス同意で0円
GMOクリック証券条件なしで原則0円
三菱UFJ eスマート証券SOR注文選択で原則0円
松井証券26歳以上は1日50万円まで0円、25歳以下は原則無料
マネックス証券課税口座は有料、NISA口座は無料
DMM.com証券課税口座は税込55円から880円、NISA口座は無料
SBIネオトレード証券定額プランは1日100万円まで0円、一律プランは税込50円から880円

国内現物株式の手数料だけで見ると、SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券、三菱UFJ eスマート証券が強いです。

ただし、無料になる条件は違います。

SBI証券は電子交付などゼロ革命の条件。

楽天証券はゼロコースとSOR・Rクロス同意。

三菱UFJ eスマート証券はSOR注文。

GMOクリック証券は条件なし。

「設定漏れが不安」という人は、GMOクリック証券の分かりやすさが目立ちます。

一方で、新NISAや投資信託、クレカ積立まで含めるなら、SBI証券や楽天証券の総合力が強いです。

信用取引の手数料比較

信用取引は、売買手数料だけを見ると無料化がかなり進んでいます。

証券会社信用取引手数料注意点
SBI証券ゼロ革命の条件達成で0円金利・貸株料は別
楽天証券ゼロコースで0円金利・貸株料は別
GMOクリック証券0円金利・貸株料は別
SBIネオトレード証券0円金利・貸株料、一般信用の売建なしに注意
DMM.com証券0円金利・貸株料、強制決済手数料に注意
三菱UFJ eスマート証券SOR注文で0円金利・貸株料、地方市場などに注意
松井証券通常信用はボックスレート、一日信用は別体系取引種類でコストが変わる
マネックス証券課税口座では有料コースありワンデイ信用などは別体系

ここで大事なのは、信用取引の「手数料0円」は「コスト0円」ではないことです。

信用取引では、買建なら金利、売建なら貸株料、制度信用売りでは逆日歩が関係します。

日計りなら気になりにくい費用でも、数日、数週間と持つと効いてきます。

信用取引を使う人は、売買手数料よりも、買方金利、貸株料、強制決済時の扱いを見た方が実務的です。

NISAで見るなら

新NISA目的なら、売買手数料だけで証券会社を選ぶのは少しもったいないです。

NISAでは、長期保有する商品、投資信託の品ぞろえ、積立設定、ポイント還元、アプリの使いやすさも効いてきます。

証券会社NISAで見たいポイント
SBI証券投信・国内株・米国株・S株まで幅広い
楽天証券楽天ポイント、楽天カード積立との相性
マネックス証券NISA口座で日本株・ワン株・米国株などの手数料無料
DMM.com証券NISA口座の国内株式・米国株式手数料無料
三菱UFJ eスマート証券Ponta連携、プチ株の使いやすさ
松井証券NISA口座の売買手数料無料、サポート
GMOクリック証券通常取引でも国内株手数料0円
SBIネオトレード証券定額プランなら1日100万円まで現物手数料0円

新NISAだけで見ると、SBI証券と楽天証券はやはり強いです。

投資信託の積立、クレカ積立、ポイント、米国株、国内株まで一つの口座でまとめやすいからです。

個別株を少額で積み上げたいなら、単元未満株の使いやすさも見ます。

単元未満株・1株投資の比較

初心者は、いきなり100株単位で買うより、1株から試したい場面があります。

この場合、単元未満株サービスの違いが効きます。

証券会社単元未満株の見方
SBI証券S株。ゼロ革命対象なら売買手数料0円
楽天証券かぶミニ。売買手数料0円だが取引方法によりスプレッド確認
マネックス証券ワン株。NISA口座なら売買手数料0円
三菱UFJ eスマート証券プチ株。都度取引・積立ともに手数料0円、スプレッドなし
松井証券単元未満株は通常の主力サービスとしては見にくい
GMOクリック証券単元未満株の買取・売却請求は別手数料
DMM.com証券単元未満株は別ルール
SBIネオトレード証券端株・単元未満株売却はコール取引手数料に注意

1株投資を重視するなら、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券を中心に比較すると分かりやすいです。

とくに三菱UFJ eスマート証券のプチ株は、手数料・スプレッドの説明がシンプルです。

図解:ネット証券選びの分かれ道

ネット証券を選ぶ 総合力 SBI・楽天 手数料の簡単さ GMOクリック 少額・1株 S株・かぶミニ・プチ株 信用取引 SBIネオトレード・GMO サポート・初心者 松井・マネックス

初心者におすすめしやすい選び方

迷ったら総合力でSBI証券か楽天証券

最初の1口座なら、SBI証券か楽天証券が無難です。

国内株、新NISA、投信積立、米国株、ポイント、スマホアプリまで広く使えます。

手数料だけでなく、あとから使いたくなる機能が多いことが強みです。

条件の確認が面倒ならGMOクリック証券

国内株の売買手数料だけなら、GMOクリック証券は非常に分かりやすいです。

電子交付、SOR同意、コース選択をあまり意識せず、原則0円で使えます。

株、FX、CFDを同じグループで使いたい人にも向きます。

1株投資なら単元未満株のコストを見る

1株から買いたい人は、手数料だけでなくスプレッドや売却時コストを見ます。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券は比較対象になりやすいです。

信用取引は手数料より金利を見る

信用取引では、売買手数料0円が増えています。

ここから差が出るのは、買方金利、貸株料、逆日歩、強制決済時の扱いです。

短期売買が中心なら手数料0円は効きます。

持ち越しが多いなら、金利と貸株料まで見ないと判断を間違えます。

まとめ

ネット証券の国内株式手数料は、以前よりかなり安くなりました。

ただし、無料化の条件は会社ごとに違います。

SBI証券はゼロ革命、楽天証券はゼロコース、三菱UFJ eスマート証券はSOR注文、松井証券は年齢や1日の取引額、マネックス証券はNISA口座か課税口座かで見方が変わります。

GMOクリック証券は条件なし0円が分かりやすく、DMM.com証券とSBIネオトレード証券は信用取引0円が目立ちます。

初心者は、まず総合力でSBI証券か楽天証券。

手数料の分かりやすさならGMOクリック証券。

1株投資ならSBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券。

信用取引重視ならGMOクリック証券やSBIネオトレード証券。

このように、自分の使い方から逆算すると、ネット証券選びはかなり楽になります。

出典

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。