指値注文の仕組み
買い指値は指定価格以下、売り指値は指定価格以上の反対注文と合致すれば約定します。買い指値を1,000円にした場合、1,000円より高く買うことはありません。売り板に990円があれば、より有利な990円で成立する場合があります。
東証では価格優先、同じ価格なら原則として時間優先です。買い注文は高い指値、売り注文は低い指値が先に処理されます。
指値が約定しない主な理由
- 株価が指定価格に届かなかった
- 指定価格に届いたが、先に並ぶ注文だけが約定した
- 反対側の注文数量が足りなかった
- 一瞬の表示値は付いたが、注文が市場へ届く前だった
- 特別気配や売買停止などで売買が成立しなかった
「安値が指値と同じなのに買えなかった」場合、同じ値段に先着の買い注文が多く、自分まで回らなかった可能性があります。
成行注文との違い
| 比較項目 | 指値 | 成行 |
|---|---|---|
| 価格指定 | あり | なし |
| 優先するもの | 許容価格 | 成立しやすさ |
| 主なリスク | 約定しない | 想定外の価格になる |
価格を追いかけて指値を何度も変更すると、同一価格での時間優先順位を失う場合があります。訂正ルールは証券会社で確認してください。
指値の決め方
現在値だけでなく、板の厚さ、呼値の単位、出来高を確認します。「必ず買いたい価格」ではなく、「これより高ければ見送る上限」として考えるのが基本です。売りでは反対に、受け入れられる下限を決めます。
まとめ
指値注文は許容価格を守るための注文です。条件に合っても順番や数量により約定しないため、価格到達と約定を同じ意味だと考えないようにしましょう。
※東証の売買制度は2026年8月11日に再確認しました。