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第5章:企業財務・資金調達戦略 / 第28回
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発行余力は法定上限とは違う
一般の事業会社では、実務上の発行余力は投資家がどの条件なら資金を出すかで決まります。負債が増えるほど利率や格付けに影響し、同じ条件で発行し続けることは難しくなります。
格付けを維持できるか
大型社債で負債が急増すると格付け見通しや信用スプレッドに影響する場合があります。企業が公表する財務方針や格付け維持目標も判断材料です。
返済原資があるか
営業CF、資産売却余力、現預金、未使用融資枠などが将来の元利金返済を支えられるかが重要になります。
過去の発行実績と投資家基盤
過去に継続的に社債を発行し、幅広い投資家基盤を持つ企業は市場へアクセスしやすい傾向があります。ただし市場混乱時には強い企業でも発行条件が悪化します。発行登録枠があっても、それは実際の発行余力を保証するものではありません。
まとめ
発行余力は法定枠ではなく、市場がその企業にどんな条件で資金を出すかで決まります。過去の発行実績と投資家基盤を財務指標と併せて読みます。