日本株昼刊 2026年8月28日 注目5件 前引けの日経平均、TOPIX、東証グロース市場250指数と、半導体株の濃淡をまとめた日本株昼刊 日本株昼刊 2026.08.28 注目5件 半導体は濃淡、グロース株は上昇 アドバンテスト高 / キオクシア安 / 後場は値持ちを確認 日経平均 前引け 66,682.88円 +0.83% TOPIX 前引け 4,152.38 +0.85% グロース250 前引け 818.86 +2.62% 指数は上昇 / 半導体は銘柄選別 / 決算・為替を待つ午後 kabutrack.com

今日の見方

朝刊では、米国のNVIDIA高を日本の半導体株が引き継げるか、買いがTOPIXへ広がるかを確認点に挙げました。前引けでは日経平均とTOPIXがともに約0.8%上昇し、東証グロース市場250指数は2.62%高。少なくとも指数面では、日経平均の値がさ半導体株だけに頼った上昇ではありません。

一方、半導体株の中身は一方向ではありません。アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン(8035)は上昇しましたが、キオクシアホールディングス(285A)は4.78%下落。ディスコ(6146)の上昇率は0.36%にとどまりました。NVIDIA高を業界全体の買い材料と読むより、業績期待と株価位置を踏まえた銘柄選別が続いているとみる場面です。

後場は、午前の高値を保てるかが焦点です。日経平均は朝方に66,012.20円まで下げた後、前引けにかけて切り返しました。グロース250は午前高値818.89ポイントに対して前引け818.86ポイントと、高値圏で午前を終えています。ただし、19時の為替介入実績と23時のウォーシュFRB議長講演を控え、日中の強さと週末をまたぐ金利・為替リスクは分けて考える必要があります。

注目ニュース

1. 日経平均とTOPIXはそろって上昇、グロース250が上回る

JPXの指数データ表示によると、日経平均は8月28日11時35分に66,682.88円、前日比550.90円高(0.83%高)でした。TOPIXは11時30分に4,152.38ポイント、35.16ポイント高(0.85%高)。東証グロース市場250指数は818.86ポイント、20.90ポイント高(2.62%高)でした。いずれも前引け時点の数値で、1日の終値ではありません。

日経平均は66,104.49円で始まり、9時に66,012.20円まで下げた後、11時20分に66,816.45円まで上昇しました。TOPIXも始値4,116.82から前引けにかけて水準を切り上げています。前日のように日経平均とTOPIXの方向が分かれる展開ではなく、午前は主要3指数がそろって上昇しました。

投資家が見る点: グロース250の上昇率が日経平均とTOPIXを上回りました。午後も高値圏を維持するなら、小型成長株への買いが続く一つの手がかりになります。指数上昇を個別銘柄すべての強さとは読み替えず、売買を伴う値持ちを見ます。

2. 半導体株は一枚岩ではなく、キオクシアが4.78%安

前引けではアドバンテストが35,320円で2.05%高、東京エレクトロンが56,810円で1.44%高でした。ディスコは60,000円で0.36%高、ソフトバンクグループ(9984)は5,228円で0.53%高です。一方、キオクシアは49,990円で4.78%安、フジクラ(5803)は5,434円で1.20%安でした。

朝刊で示した「米半導体高を引き継げるか」への午前の答えは、主力の一部には買いが入ったものの、関連銘柄の全面高ではなかった、となります。アドバンテストも午前高値35,520円からはやや押して前引けを迎えました。

投資家が見る点: NVIDIAの上昇率だけを基準に日本の半導体株をまとめて評価しにくい地合いです。後場はアドバンテストと東京エレクトロンが午前の上昇を保てるか、キオクシアが午前安値49,950円付近で下げ止まるかを分けて追います。

3. グロース250は午前高値圏、指数の広がりを後場へ持ち越す

東証グロース市場250指数は799.20ポイントで始まり、9時22分に818.89ポイントまで上昇し、前引けは高値を0.03ポイント下回る818.86ポイントでした。前日終値からの上昇率は2.62%で、日経平均とTOPIXを上回っています。

FFRIセキュリティ(3692)は前引けで1.60%高でしたが、6,010円の始値から5,700円まで押し戻されました。指数が高値圏にあっても、寄り付き後の値動きは銘柄によって異なります。

投資家が見る点: 後場のグロース株を見る際は、指数がプラスかどうかだけでなく、午前高値を更新できるか、寄り付きから押した銘柄に買い直しが入るかが確認点です。米長期金利やドル円が動いた場合、高PER株の値持ちが変わる可能性もあります。

4. DyDoは上昇幅を縮小、TOPPANは前日終値近辺

前日に通期営業利益予想を105億円から123億円へ引き上げたDyDo(2590)は、3,410円で始まり3,550円まで上昇した後、前引けは3,105円で3.15%高でした。上方修正後の初取引としてプラスを保った一方、寄り付きからは上昇幅を縮めています。

9月30日を基準日とする1株から2株への分割を発表したTOPPANホールディングス(7911)は、5,050円で始まり、前引けは5,005円で0.07%高でした。株式分割の発表後も、午前の株価は前日終値近辺です。

投資家が見る点: 好材料の有無と、発表翌日にどの価格で売買が均衡したかは別の情報です。DyDoは午後に3,100円台を保てるか、TOPPANは分割後の投資単位低下より先に、足元の業績や需給がどう評価されるかを見ます。

5. アイダ決算は未発表、19時の為替介入実績と23時の講演も待機

アイダエンジニアリング(6118)は8月28日に2027年3月期第1四半期決算を発表予定です。12時01分時点では結果を確認できず、前引けの株価は1,315円で2.81%高でした。この値動きを決算内容への反応とは扱えません。

財務省は19時に、7月30日から8月26日までの外国為替平衡操作額を公表予定です。ウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演は23時の予定で、いずれも東京市場の前引け時点では結果や発言内容が出ていません。

投資家が見る点: アイダは決算公表後に受注、採算、通期計画の変化を確認します。為替介入実績は対象期間と金額、FRB議長講演は金利見通しと金融イノベーションへの言及が焦点です。後場の値動きを未公表イベントへの反応と取り違えないことが前提になります。

午後の確認ポイント

  • 日経平均、TOPIX、グロース250が午前の上昇を保ち、グロース250が高値を更新できるか
  • アドバンテストと東京エレクトロンの値持ち、キオクシアの午前安値付近での売買
  • DyDoが3,100円台を維持するか、TOPPANが前日終値近辺を離れるか
  • アイダエンジニアリングの第1四半期決算。発表前の株価と発表後の反応を分けて読む
  • 19時の為替介入実績、23時のウォーシュFRB議長講演を前にした大引けの持ち高調整

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