今日の見方
大企業の全産業BSIはプラスへ転じ、製造業・非製造業とも「上昇」超となりました。一方、国内景況判断BSIは大企業がプラス2.9に対し、中堅企業はマイナス4.3、中小企業はマイナス19.2です。企業規模による温度差は見出し以上に大きい結果です。
市場への見立てでは、大企業製造業の改善は機械・素材などに追い風となる可能性があります。ただし中小企業の弱さは内需の広がりを抑える要因です。日銀観測や長期金利への反応も含め、BSIだけで株価方向を断定できません。
注目ニュース
1. 大企業BSIはプラス5.3
7~9月期の自社景況判断BSIは、大企業・全産業でプラス5.3でした。製造業はプラス7.6、非製造業はプラス4.2で、いずれも「上昇」と答えた企業が「下降」を上回りました。
投資家が見る点: 改善が実際の生産、受注、サービス売上へ移るかを月次データと企業業績で確認します。
2. 中小企業はマイナス10.9
中堅企業・全産業はプラス0.8でしたが、中小企業はマイナス10.9でした。国内景況判断も中小企業はマイナス19.2で、大企業との開きが続いています。
投資家が見る点: 仕入れ価格、人手不足、価格転嫁の差が中小型株の利益率にどう表れるかが焦点です。
3. 雇用不足感は高い
2026年9月末の従業員数判断BSIは大企業でプラス26.7となり、61四半期連続の「不足気味」超です。2026年度の全規模・全産業の売上高は前年度比4.1%増、経常利益は2.3%増の見込みです。
株価材料として見る点: 人手不足は省力化投資を促す一方、人件費上昇が利益を圧迫する経路にも注意します。
出典
※ 上記資料をもとにKABUTRACK作成。