2026砂糖年度の砂糖・異性化糖需給見通し

今日の見方

分蜜糖は前年度見込み173.8万トンから1.2万トン増え、異性化糖は74.5万トンから2.0万トン増える。含蜜糖は3.7万トンで横ばい。加糖調製品は33.2万トンから2.1万トン減り、甘味料の種類によって需要方向が分かれた。

飲料向け需要の回復は異性化糖の増加に表れている。利益面では原料調達価格と製品価格の改定時期がずれるため、製糖・飲料・菓子・乳業各社の数量だけでなく、ヘッジや値上げの効果も見たい。

注目ニュース

1. 分蜜糖消費は175.0万トン

2026砂糖年度の分蜜糖消費は前年度比0.7%増を見込む。供給は国内産糖66.5万トン、輸入糖111.6万トンが示され、輸入が国内産を上回る構成だ。

投資家が見る点: 粗糖相場とドル円の変化が輸入コストにどう反映され、値上げで吸収できるかが焦点だ。

2. 異性化糖は2.7%増

異性化糖需要は76.5万トンと、前年度から2.0万トン増える見通し。でん粉由来の甘味料であり、原料とうもろこしやエネルギー費の影響を受ける。

投資家が見る点: 飲料需要の季節性や天候要因に加え、砂糖との価格差が需要構成を変える可能性を見る。

3. 加糖調製品は6.3%減

加糖調製品は31.1万トンと減少を見込む。総甘味料需要が一様に増えるわけではなく、用途や製品構成による差がある。

株価材料として見る点: 甘味料メーカーと食品メーカーでは、原料価格の変化が利益に逆向きに働くこともある。業種全体を一括りにしない。

出典