今日の見方
耐久財全体の出荷は前月比0.2%減の3338億ドル、輸送機器は1.8%減だった。新規受注では輸送機器が0.6%減となり、全体を押し下げた。一方、受注残は0.6%増の1兆6094億ドル、在庫は0.5%増の6081億ドルで、先行きの生産を支える残高は増えた。
総額の横ばいは景気加速を示す数字ではないが、コア資本財受注の増加は企業投資の底堅さを示す。株式市場がどちらを重く見るかは、米金利や為替、先物の実際の反応で確かめたい。
注目ニュース
1. 新規受注は3386億ドル
8月の耐久財新規受注は前月比で統計上ほぼ横ばいの3386億ドル。7月の伸び率は0.9%増へ改定され、金額は3387億ドルとなった。
投資家が見る点: 見出しの総額だけでなく、変動の大きい輸送機器を除く0.3%増が製造業需要の底堅さを示すかを確認する。
2. コア資本財受注は1.6%増
航空機を除く非国防資本財受注は1.6%増、同出荷は0.6%増だった。設備投資の先行指標とGDP推計に関わる出荷指標がともにプラスとなった。
投資家が見る点: 米企業の設備投資は日本の機械、FA、電子部品にも波及し得る。受注増が続くか、次の統計でも見ておきたい。
3. 受注残と在庫は増加
受注残は0.6%増、在庫は0.5%増。輸送機器の受注残増が全体を押し上げた一方、在庫増が将来の生産調整につながらないかには注意が必要だ。
株価材料として見る点: 発表後の米2年・10年国債利回り、ドル円、NASDAQ、SOX、日経225先物を同時点で確認し、金利経路と景気経路のどちらが優勢かを見極めたい。