TOB条件

項目内容
対象会社HYUGA PRIMARY CARE株式会社
証券コード7133
市場東証グロース
公開買付者株式会社JG44
TOB価格2,110円
公表前営業日終値1,343円(9月24日)
プレミアム+57.11%
買付期間2026年9月28日〜11月10日
買付予定数3,994,000株
買付予定数の下限1,518,400株
買付予定数の上限なし
決済開始日2026年11月17日
公開買付代理人大和証券
上場廃止予定

成立には応募数の下限がある

新株予約権も対象で、第3回・第4回は1個1,150,800円、第5回は1個1,015,800円で買い付ける条件です。

買付予定数の下限は1,518,400株。応募数がこれに届かなければ買付けは行われず、下限以上なら応募分をすべて買い付けます。上限はありません。

2,110円は公表前終値に57.11%上乗せ

対象会社の開示によると、2,110円のTOB価格は、公表前営業日である9月24日の終値1,343円に対して57.11%のプレミアムを加えた水準です。

比較期間別では、

  • 直近1カ月平均1,314円に対して +60.58%
  • 直近3カ月平均1,242円に対して +69.89%
  • 直近6カ月平均1,145円に対して +84.28%

となっています。

なお、対象会社が取得したみずほ証券の株式価値算定では、市場株価基準法が1,145〜1,343円、類似企業比較法が307〜729円、DCF法が621〜2,516円とされています。TOB価格2,110円はDCF法の算定レンジ内です。

MBOで非公開化へ

今回の取引はいわゆるMBOです。代表取締役社長で筆頭株主の黒木哲史氏は、取引後も経営を続ける予定です。

公開買付者JG44は、日本成長投資アライアンス(JGIA)が管理・運営するファンドにより設立された会社です。TOBとその後のスクイーズアウト手続きを通じ、HYUGA PRIMARY CARE株式の非公開化を目指します。

対象会社の取締役会はTOBに賛同し、株主と新株予約権者に応募を推奨しています。成立後は株式併合などの手続きを経て、東証グロース市場から上場廃止となる予定です。

期末配当予想は成立を条件に無配へ

会社は9月25日、TOB成立を条件として2027年3月期の期末配当予想を20円から0円に修正しました。TOB価格は期末配当を行わない前提で決められたと公開買付者は説明しています。成立条件付きの修正なので、配当予想とTOBの成立条件はあわせて確認したいところです。

株価を見るときの留意点

市場で確認したいのは、公表中の買付価格2,110円と株価の差です。成立条件があり、決済は11月17日開始予定。市場価格が買付価格と一致するとは限りません。

価格と市場株価の差だけでは判断できません。応募数が下限に届くか、条件変更があるか、終了後の結果と非公開化手続きも確認点です。

同日に始まったJ-REITのTOB

同じく9月28日に買付期間が始まったサンケイリアルエステート投資法人(2972)の案件は、対象が株式ではなくJ-REITの投資口です。本記事では株式会社の株式を対象とするTOBと分けて扱います。

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出典

※本記事は2026年9月28日18時時点で確認した公開情報を整理したものです。特定銘柄の売買やTOBへの応募を推奨するものではありません。公開買付けの条件は変更される場合があるため、応募判断の際は公開買付届出書、対象会社の意見表明、公開買付代理人の最新案内をご確認ください。