前場の3行まとめ

  • 日経平均は65,307.00円、TOPIXは4,049.34で前引け。権利落ち日にあたり、配当落ち分も指数を押し下げています。
  • 前場は東証33業種がそろって下落。石油・石炭、証券、鉱業、鉄鋼、銀行などが弱含みました。
  • クラサスケミカル(646A)は218円で初値を形成。流通参考値段200円を9.0%上回りました。

① 前場の日本市場

日経平均は前日比570.62円安の65,307.00円で前引け。TOPIXは4,049.34で、前日比1.52%安でした。

きょうは9月末基準銘柄の権利落ち日です。配当落ち分による下押しが含まれるため、指数の前日比を通常日の需給とそのまま比べることはできません。

前場は東証33業種がそろって下落し、石油・石炭、証券・商品、鉱業、鉄鋼、銀行などの下げが目立ちました。

② 朝刊から何が変わったか

朝刊で挙げた米国株安、米長期金利上昇、原油高に、権利落ちが加わりました。前場は幅広い業種が下落する一方、東京エレクトロンなど半導体株の一角は相対的に底堅く、セクター内でも強弱が分かれています。後場は、権利落ち対象外の銘柄にも売りが続くかが地合いを測る手掛かりです。

③ 業種・テーマ別の強弱

前場は33業種すべてが下落し、石油・石炭、証券、鉱業、鉄鋼、銀行などの下げが目立ちました。

半導体関連は一様な動きではなく、指数が下落するなかでも一部に買いが入りました。米長期金利の上昇が重荷となる一方、AI・半導体関連でも銘柄ごとに値動きが分かれています。

④ 為替・金利・先物

米10年債利回りの上昇は高PER株の評価に重しとなります。後場は為替や国内金利、先物の動きも、指数の下げが広がるかをみる材料です。

⑤ 前場の注目銘柄

クラサスケミカル(646A)

クラサスケミカルは東証スタンダード市場に新規上場し、午前9時14分に218円で初値を付けました。JPXが示した流通参考値段は200円で、初値はこれを9.0%上回りました。

通常の公募・売出しを伴うIPOではないため、公募価格に対する初値倍率ではなく、流通参考値段との比較で見る必要があります。

半導体関連

東京エレクトロンなど半導体株の一角は、市場全体が弱いなかで相対的に底堅く推移しました。後場も金利動向をにらみ、買いが続くかが焦点です。

⑥ 前場の決算・重要開示

メイテックグループHD(9744)

9月29日、2027年3月期第2四半期累計の業績予想を修正しました。連結経常利益は96億円から102億円に引き上げる一方、売上高は695億円から688億円に引き下げました。研修施設の減損損失約30億円を計上する見込みで、中間純利益予想は65億円から39億円に減額。通期予想は10月29日の中間決算発表時に公表するとしています。

リケンテクノス(4220)

JPXは9月29日、ToSTNeT-3による自己株式取得情報を掲載しました。ToSTNeT-3は立会外取引のため、通常市場で継続的に買い付ける自社株買いとは需給への表れ方が異なります。

後場見るべき3ポイント

  1. 権利落ち対象外にも売りが広がるか 配当落ち分だけでは説明できない下げが増えるかを確認します。
  2. TOPIXと33業種の戻り 前場は全面安。後場に下落業種数が減るかが地合い改善の確認材料です。
  3. 半導体株の相対的な強さ 前場に底堅かった銘柄で買いが続くか、セクター内の強弱を見ます。

関連記事

出典

※本記事は2026年9月29日12時時点で確認した公開情報を整理しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。