今日の見方
今回の改正案は、公募基金市場で株式型の商品供給を後押しする施策の一つ。成立に必要な募集規模が小さくなれば、運用会社が特定テーマや運用方針の商品を設定しやすくなる可能性がある。ただし、商品設定の登録審査や募集活動は引き続き必要で、基準緩和だけで新設や資金流入が決まるわけではない。
投資家にとっては選択肢が増える余地がある一方、商品の運用実績、費用、投資対象、流動性を個別に確認する必要がある。今回の案を、中国株全体への即時の買い材料とみなすのは早い。意見募集後の最終条文と施行時期、実際に新設されるファンドの種類を追いたい。
改正案の内容
CSRCの改正説明資料によると、株式型ファンドとFOFなどの成立基準は、最低募集規模を2億元・2億口から5,000万元・5,000万口へ引き下げる。債券型、貨幣市場型、NCD型など固定収益型の基準は現行水準を維持する。
改正案本文では、募集終了時の最低条件として、基金持分の保有者数を200人以上とする要件も記されている。基準引き下げは公募基金の登録・募集ルールの改正案であり、CSRCは11月8日まで意見を募る。内容は今後の修正を経て確定する。