2026年10月9日 日本株朝刊 注目5件

今日の見方

前日の売りは日経平均だけに限られませんでした。10月8日は日経平均が1.42%安、TOPIXは1.51%安。両指数の下落率が近く、指数寄与度の大きい銘柄だけの調整とは言い切れません。10月9日はSQ値の算出に伴う寄り付きの振れを、TOPIXや東証プライムの騰落銘柄数と並べて見ます。

米国では8日のNASDAQ Compositeが27,193.34で取引を終え、前日比345.35安(1.25%安)でした。半導体や成長株にとっては重い外部環境ですが、東京市場の下落が続くかは寄り後の買いの広がり次第です。SQ算出値と通常の指数値は一致しないこともあります。寄り付きの一方向の動きを、そのまま一日の需給と決めつけないようにします。

注目ニュース

1. 日経平均とTOPIXはそろって1%超安

10月8日の終値は日経平均が6万9,042円11銭(前日比993円60銭安)、TOPIXが4,091.46(同62.65ポイント安)でした。東証グロース市場250指数も2.29%下落し、幅広い銘柄に売りが出ました。

投資家が見る点: 寄り付き後に日経平均だけが戻すのか、TOPIXや値上がり銘柄数も改善するのか。指数寄与度の大きい主力株だけで下げを埋めても、地合い全体の改善とは分けて見ます。

2. 米NASDAQ Compositeは1.25%下落

米国時間10月8日のNASDAQ Compositeは27,193.34で取引を終え、前日比345.35安(1.25%安)でした。ハイテク株の比重が高い同指数の下げは、東京の半導体・成長株にとって寄り付き前の重しです。

投資家が見る点: 半導体関連が一斉に売られるか、前日の下落を受けて売りが一巡する銘柄が出るかを確認します。米指数の下落率だけで日本株の値幅を推し量らず、寄り後の売買と市場全体の騰落を見ます。

3. 10月限SQの算出日

10月9日は日経225・TOPIX先物などの10月限SQ算出日です。SQ値は構成銘柄の始値をもとに計算され、通常の指数終値とは異なる値になる場合があります。

投資家が見る点: 寄り付きでSQ関連の注文が集中しても、それだけで現物株の買いが戻ったとは限りません。SQ値が確定した後の指数、プライム市場の騰落、先物の動きを続けて確認します。

4. 8日引け後の決算・業績修正を消化

ファーストリテイリング(9983)は2026年8月期に5期連続の最高益を発表し、2027年8月期も増収増益を計画しました。ローツェ(6323)は通期予想と配当予想を上方修正。テルモ(4543)は主要取引先との契約解除に伴う損失を見込み、営業利益予想を引き下げています。吉野家ホールディングス(9861)も中間決算と通期予想の修正を公表しました。

投資家が見る点: 4社の材料は同じ方向ではありません。指数への影響が大きいファストリの計画、半導体需要を理由とするローツェの上方修正、テルモの損失計上を分け、寄り後の株価反応で評価を見ます。詳細は10月8日日本株夕刊にまとめています。

5. 3連休前、決算予定も確認

10月12日(月)はスポーツの日で、東京株式市場は休場です。10月9日は連休前の最終取引日となります。週刊決算カレンダーには本日発表予定の企業が掲載されていますが、予定変更もあるため、発表時刻と最新情報は各社IRで確認します。

投資家が見る点: 連休をまたぐ保有を考える場合、発表を控えた銘柄や海外材料の変化を持ち越すことになります。個別決算の発表時間と当日の売買状況を見て、指数の方向とは分けて判断します。

今日の確認順

  1. 寄り付きとSQ値: 寄り付きの振れがSQ算出後に落ち着くか。
  2. 下げの広がり: TOPIX、東証プライムの値上がり・値下がり銘柄数が改善するか。
  3. 半導体・主力株: 米NASDAQ安の影響が続くか、8日引け後の決算銘柄が個別に評価されるか。
  4. 連休前の持ち高: 週明け10月13日の再開まで、どの材料が残るか。

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