2026年10月8日 日本株夕刊

10月8日の市場概況

指標終値前日比
日経平均69,042.11円-993.60円(-1.42%)
TOPIX4,091.46-62.65(-1.51%)
東証グロース市場250指数794.75-18.59(-2.29%)
東証プライム売買代金7兆6,133億円—

朝刊・昼刊で注目した日経平均は、前引け後も戻りが限られ、安値圏で取引を終えました。TOPIXも下げており、指数寄与度の大きい一部銘柄だけでなく、幅広い銘柄に売りが出た一日です。

引け後に発表された主な決算・業績修正

ファーストリテイリング(9983):5期連続の最高益

2026年8月期の売上収益は3兆9,633億円、営業利益は7,431億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,425億円でした。いずれも前期を上回り、同社は5期連続で過去最高の業績を達成したと発表しました。2027年8月期は売上収益4兆4,500億円、営業利益8,300億円、当期利益5,600億円を見込み、年間配当予想は900円です。

ローツェ(6323):通期予想と期末配当を上方修正

2027年2月期の通期売上高予想を1,590億2,100万円から1,800億700万円へ、営業利益予想を381億1,200万円から530億7,800万円へ引き上げました。親会社株主に帰属する当期純利益予想は278億900万円から377億7,900万円へ修正し、期末配当予想も1株20円から28円に増額しました。同社は旺盛な半導体需要を修正理由に挙げています。

吉野家ホールディングス(9861):中間期実績と通期予想を修正

2027年2月期中間期の売上高は1,214億9,400万円、営業利益は57億8,200万円、経常利益は62億2,200万円でした。会社は通期経常利益予想を88億円から104億円に引き上げ、年間配当予想も22円から24円に修正しました。

テルモ(4543):契約解除に伴う損失を反映

主要取引先CSL Plasmaとの供給契約を合意解除し、関連資産の減損など約975億円の損失を見込むと発表しました。2027年3月期の通期営業利益予想は2,575億円から1,600億円へ、親会社の所有者に帰属する当期利益予想は1,931億円から1,200億円へ、それぞれ37.9%引き下げました。調整後営業利益予想は2,745億円で据え置いています。損失見込みのうち約720億円は現金支出を伴わない減損損失と説明しています。

IPO:デジタルベリーがTOKYO PRO Marketに上場

デジタルベリー(645A)が10月8日、TOKYO PRO Marketに上場しました。同市場は特定投資家向けの市場です。一般投資家向け市場のIPOとは対象投資家や上場制度が異なるため、同じ枠組みとして扱わないよう留意が必要です。

10月9日に確認したい点

  • 日経平均が6万9,000円近辺を保てるか。10月8日の終値は6万9,042円11銭でした。
  • ファーストリテイリング、ローツェ、吉野家ホールディングスの増益・上方修正と、テルモの下方修正を市場がどう評価するか。
  • 下落が指数寄与度の大きい銘柄に偏るか、TOPIXやグロース市場を含めた広い銘柄群に続くか。

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出典