2026年10月14日 日本株昼刊

今日の見方

指数の上げ下げが割れた前場だった。日経平均の高値更新だけで強さを判断せず、TOPIXが前日終値を回復するか、上昇を支えた半導体関連株に買いが続くかを合わせて見る。

  1. 日経平均の前場高値6万8,276円73銭:高値を更新できるか。
  2. TOPIXの前日終値4,110.67:日経平均だけでなく、TOPIXもプラス圏に戻れるか。
  3. 半導体株の持続性:アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループの前引け水準と、キオクシアとの方向差。

前引け指数:日経平均は高値圏、TOPIXは戻し切れず

日経平均は6万7,942円23銭で始まり、9時10分に6万7,829円67銭まで下げた後、11時8分に6万8,276円73銭まで上昇した。前引けは高値から83円60銭下で、始値からは250円90銭高い。

TOPIXは4,116.78で始まり、9時ちょうどに4,117.02を付けた後、10時21分に4,096.98まで下落。前引けは安値から11.82ポイント戻したが、前日終値4,110.67には届かなかった。

市場の広がり:大型グロースが相対優位

JPXの11時58分更新値では、TOPIXグロースが0.48%高、TOPIXバリューが0.53%安。TOPIX Core30は0.09%高だった一方、TOPIX Smallは0.33%安、東証グロース市場250指数は1.30%安だった。

市場全体の騰落銘柄数はここでは追わず、指数のスタイル別・規模別の差で参加銘柄の広がりを見た。指数と業種別データは11時58分時点、現物個別株は11時30分の前引け値。

業種別:非鉄・化学・電機高、金融と空運安

東証33業種では、非鉄金属が1.46%高、化学が1.26%高、電気機器が1.05%高、その他製品が0.94%高。大型テクノロジー株の上昇も重なり、日経平均を支える組み合わせになった。

下落率が大きかったのは銀行業の2.37%安、証券・商品先物取引業の2.28%安、空運業の2.02%安、医薬品の1.52%安、不動産業の1.39%安。下落業種も目立ち、買いは市場全体に広がり切らなかった。

主力株:SBG・アドバンテスト高、キオクシア安

前引けでは、ソフトバンクグループ(9984)が5,424円で2.15%高、アドバンテスト(6857)が4万880円で1.19%高、東京エレクトロン(8035)が1万1,645円で0.78%高。日経平均への寄与が大きい銘柄の上昇が指数を支えた。

太陽誘電(6976)は1万1,410円で7.74%高、レーザーテック(6920)は4万7,120円で2.23%高。一方、キオクシアホールディングス(285A)は1万4,910円で1.78%安となり、半導体関連でも一様ではなかった。

先物・為替・金利:先物は現物を上回る

大阪取引所の日経225先物12月限は11時44分時点で6万8,350円、前日清算値6万7,960円に対して390円高。日中高値は6万8,450円、安値は6万7,960円だった。現物の日経平均前引けを157円ほど上回っており、後場寄りでこの価格差がどう動くかも確認点になる。

ドル円は11時55分ごろ1ドル=158円35銭前後。日本10年国債利回りは3.01%近辺で、長期国債先物12月限は11時2分時点で124円85銭、前日比8銭安だった。円相場と金利を、輸出株や金融株の値動きと合わせて見る。

午前の材料:TOB価格に接近、材料株は選別

前日の適時開示を受け、リソー教育グループ(4714)は前引け294円、前日比36.74%高。ヒューリックが示した1株295円の公開買付価格を1円下回る水準で、TOB価格近辺の値動きとなった。公開買付けの成立や決済が確定したわけではない。

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