今日の3行まとめ
- 10月15日の日経平均は64,425.95円、前日比3,318.34円安。日経平均構成銘柄は値下がり136、値上がり87でした。
- 米国ではS&P 500とNasdaq Compositeが小幅高。米9月卸売物価指数(PPI)は前月比1.3%上昇しました。
- TSMC決算後の半導体関連株と、下落が市場全体に広がるかを確認します。サンケイリアルエステート投資法人(2972)は本日、2026年8月期決算の発表予定です。
① 前日の急落、値下がり銘柄の広がりを確認
10月15日の日経平均終値は64,425.95円で、前日比3,318.34円(4.90%)安でした。日中安値は64,092.74円。日経平均構成銘柄では値下がり136銘柄、値上がり87銘柄、変わらず2銘柄となり、指数寄与度では「技術」分類がマイナス2,695.58円でした。指数の大幅安には、構成銘柄の下落の広がりと、値がさ株の寄与の双方が含まれています。
寄り付き後は、半導体関連など指数寄与の大きい銘柄の値動きと、プライム市場全体の騰落銘柄数を分けて見ます。指数が戻っても値下がり銘柄が多い場合は、一部銘柄の反発にとどまっている可能性があります。反対に、上昇銘柄が増えるかどうかが市場の広がりを測る材料です。
② 米国株は反発、9月PPIは前月比1.3%上昇
10月15日の米国市場では、S&P 500のトータルリターンが前日比0.33%、Nasdaq Compositeが0.08%上昇しました。米労働統計局が同日21時30分(日本時間)に公表した9月の最終需要PPIは前月比1.3%上昇、前年同月比6.3%上昇。食品、エネルギー、貿易サービスを除く指標は前月比0.5%上昇でした。PPIは生産者側の価格指標であり、消費者物価の動きをそのまま示すものではありません。
米株指数の反発は前日の東京市場の急落後に迎える材料ですが、指数の上昇率は小幅です。東京市場では、半導体関連の値動きに加え、米金利や為替を通じた市場の受け止めがどう現れるかを確認します。
③ TSMCは増収増益、4Q売上高見通しは最大543億ドル
TSMCが10月15日に発表した2026年7〜9月期決算は、売上高が前年同期比50.9%増、純利益が68.7%増でした。10〜12月期の売上高見通しは523億〜543億ドルです。一方、2ナノメートル(2nm)プロセスの初期量産などを背景に、7〜9月期の粗利益率は前四半期から1.3ポイント低下しました。実績と会社見通しの詳細はTSMC決算記事にまとめています。
国内では、半導体製造装置や関連部材の銘柄に買いが入るかが観察点です。TSMCの売上高や設備需要の見通しだけで個別企業の受注・業績を推定せず、各社固有の開示や株価反応と照らして確認します。急落前の水準との比較に加え、寄り付き後に売買が続くかも見ます。
④ 本日の予定:サンケイリアルエステート投資法人の決算
サンケイリアルエステート投資法人(2972)は、2026年8月期決算を10月16日に発表する予定です。公式IRカレンダーに発表日が記載されていますが、時刻は確認できないため、寄り前に発表済みとは扱いません。決算では稼働率、賃料、物件売却益、資金調達の状況が確認点です。公表後は、分配金の見通しや保有物件の運用状況と合わせて内容を確認します。
寄り付き後に見る3ポイント
- 半導体関連など指数寄与の大きい銘柄に買い戻しが入るか、下落が続くか。
- 日経平均だけでなく、値上がり・値下がり銘柄数や業種別の動きにも改善が広がるか。
- 寄り前に確認できる先物・為替の観測値と時刻を記録し、日中の現物市場と分けて追う。
関連記事
出典
- 日本経済新聞社「日経平均プロフィル・日次サマリー」 — 10月15日の日経平均、構成銘柄の騰落数、寄与度。
- S&P Dow Jones Indices「Index Returns」 — 10月15日のS&P 500トータルリターン。
- Nasdaq「Nasdaq Composite Index」 — 10月15日の指数終値と前日比。
- 米労働統計局「Producer Price Indexes — September 2026」 — 9月のPPI。
- TSMC「2026年第3四半期決算」 — 7〜9月期実績と10〜12月期見通し。
- サンケイリアルエステート投資法人「IRカレンダー」 — 2026年8月期決算の発表予定日。