前場の3行まとめ

  1. 日経平均は7営業日ぶりに反発。10月15日の3,318円34銭安に対し、前引けまでに約34%を戻した。
  2. TOPIXの上昇率が日経平均を上回り、プライム市場では値上がり銘柄が8割を超えた。33業種中32業種も上昇した。
  3. 10月15日の急落では日経平均構成銘柄も値下がり136、値上がり87、変わらず2だった。後場は反発が幅広い銘柄に続くかを確認する。

① 前場の日本市場

日経平均は6万4,925円29銭で始まり、寄り付き直後の6万4,800円90銭を安値に切り返した。10時16分には6万5,688円71銭まで上昇し、前引けは高値から138円03銭下の6万5,550円68銭。前日終値6万4,425円95銭から1,124円73銭高だった。

TOPIXは4,038.58で始まり、9時1分の4,035.76を安値に上昇。11時27分に4,074.83まで買われ、前引けは4,072.71だった。東証プライムの騰落は値上がり1,338、値下がり178、変わらず30で、指数と市場の広がりがそろった反発となった。

② 朝刊から何が変わったか

同日朝刊では、半導体関連株の反応と下落の広がりを確認点に挙げた。前場は日経平均が1,124円高、TOPIXも1.83%上昇し、プライム市場の値上がり銘柄が8割を超えた。指数寄与の大きい銘柄だけでなく、業種別でも32業種が上昇した。

日経平均は寄り付き時点の499円高から前引けで1,124円高へ上げ幅を拡大した。前夜の材料を含め、個別要因が前場の上昇にどの程度寄与したかは、この指数・騰落データだけでは特定できない。

③ 業種・テーマ別の強弱

東証33業種では32業種が上昇し、下落は電気・ガス業のみだった。日経平均とTOPIXの双方が上昇し、東証プライムの値上がり銘柄も8割を超えたため、前場の反発は指数の一部だけにとどまらなかった。

④ 11:30までの決算・TDnet・重要開示

確認した範囲で、11時30分までに大型株や指数全体に広く影響する開示は見当たらなかった。個別では次の開示があった。

  • NSD(9759)は自己株式300万株の消却完了を開示した。消却前発行済み株式数の3.49%に当たり、消却後は8,300万株。
  • 大末建設(1814)はToSTNeT-3で自己株式16万200株を取得し、9月に決議した取得を終了した。ToSTNeT-3は立会外取引で、通常市場での継続買付とは需給への作用が異なる。
  • アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(6085)は2027年2月期中間決算を発表した。売上高1億9,600万円、営業損失3億1,800万円、親会社株主帰属の中間純損失3億2,300万円で、継続企業の前提に関する重要な不確実性を記載した。

後場見るべき3ポイント

  1. 前場高値の更新有無:日経平均が6万5,688円71銭を上回れるか、前引け後の値動きを見る。
  2. 上昇の広がり:プライム市場の値上がり銘柄数と、33業種の上昇・下落数がどう変化するかを確認する。
  3. 指数と市場全体の差:日経平均とTOPIXの動きがそろうか、指数寄与上位の銘柄に上昇が偏るかを追う。

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出典