9月の住宅統計
| 指標 | 2026年9月 | 前月比 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|
| 民間住宅着工 | 年率122万1,000戸 | 5.2%減(誤差幅±11.8%) | 7.4%減(±11.5%) |
| 建築許可 | 年率140万戸 | 0.2%減 | 3.0%減 |
| 住宅完成 | 年率119万2,000戸 | 2.2%増(誤差幅±10.8%) | 14.0%減(±11.1%) |
すべて季節調整済み年率換算値です。8月の住宅着工は当初推計から改定され、比較対象は改定後の128万8,000戸です。米国勢調査局は、前月比・前年比の増減率に誤差幅を付しており、着工の前月比5.2%減はその幅がゼロをまたぎます。このため、単月の減少を確かな下降傾向とみなすには慎重さが必要です。
建築許可は着工前の計画を含む先行段階、着工は実際の工事開始、完成は建設の完了を捉えます。9月は許可が前月比で小幅減、完成が小幅増となりましたが、こちらも公表値の誤差幅を考慮して解釈する必要があります。
日本市場への含意
米国の住宅建設統計は、住宅ローン金利に左右される需要や建設活動の一端を示す経済指標です。住宅指標の弱さが続けば米国景気や金利見通しを考える材料となり、米金利・ドル円を介して日本株にも波及する可能性があります。
ただし、今回の着工減少は誤差幅内で、住宅統計の一公表だけから米金利や円相場の方向を断定できません。米国債利回りや他の経済指標、市場の反応と合わせて見る必要があります。