今日の見方
10月29日は、まずアドバンテストの寄り付き後の反応を見ます。次に東京エレクトロンやディスコなど関連株にも買いが広がるかを確かめます。寄り付きの上昇だけでは、半導体株全体の地合いが改善したとは判断できません。上げ幅を保つ銘柄数や、日経平均とTOPIXの方向も合わせて見る必要があります。
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アドバンテストが上期増益、通期業績予想を引き上げ
アドバンテストが10月28日に発表した2027年3月期第2四半期(中間期)の売上高は8,452億円(前年同期比60.5%増)、営業利益は4,568億円(同96.5%増)でした。同社はAI関連の高性能半導体やデータセンター向け需要を背景に、通期の売上高予想を1兆7,140億円から1兆8,630億円へ、営業利益予想を8,460億円から9,670億円へ上方修正しました。
投資家が見る点: 会社の業績見通し引き上げは、半導体テスト装置需要の強さを示す材料です。ただし、10月29日の株価がどこまで反応するか、他の製造装置・検査関連株に買いが広がるかは別の確認事項です。短期の値動きに対する統計的な発生確率は、今回の開示だけでは算定できません。
米FOMCは金利を据え置き、2人が利上げを主張
米連邦公開市場委員会(FOMC)は米東部時間10月28日14時、日本時間29日3時に、政策金利の誘導目標を3.75~4.00%に維持すると発表しました。採決は10対2で、反対した2人は0.25ポイントの利上げを求めました。声明は経済活動が堅調に拡大しているとする一方、インフレは高止まりしているとしています。
投資家が見る点: 据え置きだけを見れば金利面の急変は避けられましたが、反対票の内訳は金融引き締めへの警戒が残ることを示します。高い期待成長を織り込む半導体株では、米金利と米ハイテク株の反応が評価の重しになるかを見ます。日本銀行の金融政策決定会合は10月29、30日に開かれ、決定内容は30日に公表予定です。
まとめ
アドバンテストの上方修正は半導体需要に関する強い企業材料ですが、それだけで10月29日のセクター全体の上昇確率を数値化することはできません。寄り後に主力株が上げ幅を保つか、買いが関連銘柄へ広がるか、米金利と日銀会合を前にした市場全体の動きがどうなるか。この3点を見てから、反発が一社の材料にとどまるのかを判断する局面です。